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1万3千人、震災に備え 白山市で県総合訓練、連携確認 83機関が参加

2013-11-02 09:10:18 | 多文化共生
(以下、北国新聞から転載)
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1万3千人、震災に備え 白山市で県総合訓練、連携確認 83機関が参加

高速道路のパーキングエリアから高台に避難する参加者=2日午前10時10分、白山市の北陸自動車道徳光パーキングエリア
 石川県防災総合訓練は2日、白山市で過去最多となる約1万3千人が参加して行われ、 市民や県警、消防、自衛隊など83機関が、地震や津波に備えて避難訓練などを実施した 。県西方沖を震源とする大地震を想定し、沿岸部の小学校の児童らを高台へ誘導する訓練 や高速道路のパーキングエリア(PA)の利用者を避難させる訓練が展開された。
 訓練は、県西方沖を震源とするマグニチュード7・8の地震が発生し、大津波警報が発 令されたとの想定で、竹松町のキリンビール北陸工場跡地を主会場に6会場で行われた。

 津波訓練は市内の沿岸部などで行われ、防災行政無線や携帯電話の緊急速報メールで、 市民に津波情報が伝えられた。白山市湊小では、校外活動中の児童が高台のグラウンドに 避難し、同小に避難所が設営された。

 キリンビール北陸工場跡地では、地震や津波で家屋が倒壊、車両が水没したとの想定で 救助訓練が行われた。県警広域緊急援助隊員らが災害救助犬とともに、被災者の捜索、救 助に当たった。

 蕪城小では外国人向けに多言語支援センターが開設され、通訳・翻訳ボランティアが外 国人に対する災害時の情報提供を行った。県救助犬協会連合会や県獣医師会などはペット の症状に応じて治療の優先順位を決める「トリアージ」訓練を初めて実施し、動物救護シ ェルターへ搬送した。

 避難所における食品衛生や感染症予防指導の保健衛生訓練も実施された。松任海岸沖で は、金沢海上保安部の巡視船が漂流者を救助し、ヘリコプターで搬送する訓練を実施した 。