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外国人児童の教育支援 愛知のNPOに博報賞

2013-11-01 10:02:32 | 多文化共生
(以下、読売新聞から転載)
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外国人児童の教育支援 愛知のNPOに博報賞

 愛知県犬山市のNPO法人シェイクハンズが、次代を担う子どもたちの育成で優れた教育実践を行う個人や団体をたたえる博報児童教育振興会の第44回博報賞を受賞した。

 海外から来た小中学生を対象とした日本語指導や居場所づくり活動が評価されたもので、5部門のうち、国際文化理解教育部門での受賞。授賞式は来月8日に東京都内で行われる。

 シェイクハンズは「愛・地球博(愛知万博)」が開催された2005年、「国際理解と多文化共生社会づくりを」と、犬山市の主婦や教育関係者、学生らが集まって結成された。

 万博終了後、親の就労など様々な理由で南米やアジア各国から日本に来た子どもたちの教育が課題として浮上。学齢期になっても学校に通わず自宅で暇を持て余す子どもや、学校に通い始めて日常会話などはできても、授業についていけない子どもが目立ち、親たちも仕事に追われ、子どもの教育に気が回らないケースも多かった。

 「今のうちに何とかしないと、子どもたちの一生にかかわる」。そんな思いから、09年4月にNPO法人化して組織を強化し、子どもたちの放課後の居場所づくりや、親子での日本語教室、学習指導などに取り組むようになった。

 居場所づくりは毎週木曜日の午後3時~同9時、同市外屋敷の楽田ふれあいセンターで実施。毎回、小中学生約20人が訪れ、学生や社会人のボランティアに勉強をみてもらったり、一緒におやつを作ったりしながら交流している。

 代表理事の松本里美さん(59)は「国籍や人種は違っても、子どもたちは大切な宝。熱心に教えると、やる気も芽生えてくる。今回の受賞を大きな励みに、さらに力を尽くしていきたい」と話している。

(2013年10月30日 読売新聞)

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