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セカイ出来てもうすぐ一年

2012-03-07 06:02:11 | 時事
3月11日が近づいて来てるということで,なんとなくいろんなところで「ふりかえり」的な雰囲気が見えてきてる。TVはおそらくこれから11日に向けて,いろいろと特番をやっていくだろうし,他も11日前後にイベント(?)を開催したり,まぁそんな感じなんでしょう。そういえば福島原発の事故調査報告書とかも出てきて,何かしらの目処をつけたいという気分を感じる。一方で,余震は相変わらず続いているし,がれきの撤去がいっこうに進まないといったことや,補償や支援とかの問題など,まだまだ一向に震災は継続している…という気もする。原発事故や放射能汚染の話はフェーズは変わっていってるものの,出口が見えてるわけでもない。

まぁそんな状況もあるけど,それより思うのは,「そういえば3月11日以前ってどうだったっけ?」みたいなこと。ある意味,あの日から何もかもが変わったような気がする。外出時や買い物時に放射能を気にしたり,電気のことを気にしたり。経済がどうなるかとか政治がどうしようもないっていうのは以前からだけど,物差しがやっぱり電気行政と災害復興絡みになってきたり。将来自分がどこに住むんだろうっていう話も,地震と原発事故というのは判断要素でもある。

一年前というと,息子が1歳になって間もなくて…,まだ武蔵野に住んでいて,そういえば雪がつもったのって2月だったっけ?。雪触るのも抵抗なかったよなぁ。その一年前の子供が産まれる前は新型インフルエンザにビクビクしてたけど,この頃は,それもちょっと落ち着いていたような気がする。自分の体調的には確か一月にぎっつり腰になったのが,二月に立ち仕事をやったので,長引いて…結局これって震災の時に更に痛めて,5月か6月位までつづいたのだけど,まぁそれが気になっていた頃。わたしの癌の方は5年目を半年後に控えていて,気になるような気にならないような…,って感じだったかなぁ。

今の状況を考えると,当時心配事ってなんだったんだろう?という感じです。

あまり大きな出来事があると,それ以前と意識が断絶するというか,一瞬にして価値観が変わって,あの頃は何を気にしていたのだろうか?…と思うようなことってあるように思う。3月11日の地震はそれが社会全体で起きたので,それこそ日本人全部がそういう経験をしたんだろうな…という気がする。

個人レベルの話をすると,わたしは癌になった後,「癌になる前の自分はなんだったんだろう?」と言うくらい自分の中身が変わったという感覚を覚えたのだけど,多分3月の地震も,その後に感じた大きな断絶なんだろうなぁ。

そういう意味で言うと,案外去年の3月11日以降を振り返るよりも3月11日以前を思い出してみる方が,おもしろいのかも知れない。おそらくいろんな人が,今の自分と違うことを考え,意識していたんじゃないかな。まぁ原発のことなんてほとんど誰も考えたこともなかったし,マグニチュード9の地震なんて来るの?…って感じだったかなぁ。

もっとももっと何年も経つと,今度は昔のことを懐かしんだりするんでしょうけど…,ここしばらくは,多分一年分の記憶しかみんなの頭にはないんじゃないかな。

あっそういえば,なんで民主党が与党やってるんだっけ?(笑)。
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