たろの日記ページ,gooブログ版

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信用できないは信用できない

2011-07-11 22:00:46 | ココロ
良くある報道や論調を見て思うこと。

問題を指摘されていてすっかり悪者になっている組織がとある発表をしても,よく言われるのは「信用できない」ということ。今わかりやすい例を挙げると,東電とかが何を発表しても「信用できない」とか「隠蔽してる」とか言われてます。まぁ実際に信用できないというか,真実をあからさまに発表してるわけじゃない場合もあるだろうなとは思いますが,一方でじゃぁ信用できないと言っている人たちは,どうすれば信用できると思うんでしょう…ってことです。

こういう状況は過去にも何度もあって,主に大きな企業や,行政が不祥事を起こすと大体において,なにを発表しても「信用できない」と言われます。もちろん発表するほうもなるべく痛くもない腹は探られたくないので,ある程度取り繕って発表する,するとますます信用されないわけです。

良くわからない状況を信用させるだけの情報を出すとはどういうことなのでしょう?。すべての状況を何も手をつけずに公開しても,おそらくほとんどの人は何のことかわからず,ますます信用できないというかわけわからないと言われるだけのような気がします。信用できないと言っている人は,むしろ自分が信じたいストーリを裏付けるような事実が出てきたら,その信憑性を細かく精査することはなく「これが真実だ」と信じてしまうんじゃないか?という気もします。信じたいストーリの証拠が出た時に,これですべてとはいえないとか逆に言わないのではないでしょうか?。

というわけで,わたしが思うのは「信用できない」という意見もあまり当てにならないということです。信用できない人をその人が信じたくないストーリで信用させるのが,たぶん素人相手だと無理だからです。専門家であれば,物事を証明する手順がある程度確立されているのでそれに沿って話を進めることは出来るんでしょうが。

一言で言うと「信用できない」というのは根拠としてはあまり使わないほうがいいと思います…ってことです。
コメント
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