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謝りすぎのマズイ世界

2011-02-12 23:18:05 | 社会
medtoolsさんがグルーポンとニコ動の謝罪について感心していました。この方はお医者さんなので,医療事故とかの時とかの謝り方とかかなり気にされている方でもあります。グルーポンとニコ動がどう良かったかは,書いておられるのを読めばよいかと思いますが,この二つの例は基本的には顧客がいて,顧客が迷惑を被り騒いだ例です。

一方で最近良く思うのは,明確な被害者が騒ぐ前にマスコミが大騒ぎして,迷惑かけた方も,対応を誤り窮地に堕ちるケースが結構あるな…って事です。今ふと思ったのが,大相撲。八百長問題から春場所が中止になり,再開の目処も立ちません。公益法人じゃなくなり…どうしたものか…という話があちこちで出てます。

最近の大相撲はその前に弟子への虐待騒ぎとか,賭事とか,もう次々と不祥事が出てきて,そのたびにマスコミが大騒ぎして,協会も理事が変わったり,なにか行動をしないと…とあたふたしているような気がします。

もしかしたら大相撲は謝りすぎたのではないか?…と思ったりもします。もちろん暴力騒ぎや賭博は法律に反することです。でもこれも関係者を破門にして終り…という手もあったかも知れません。八百長もガッカリした人は多いかも知れませんが法律には触れません。「これは神事だから,打ち合わせもありえる」という言い方も出来たかも知れません。まぁいいわけとしてはダメですが。

大相撲がダメかダメじゃないかは,本場所を開催して,実際に見に来てもらうお客さんに問うのが本来あるべきだったんではないでしょうか?。もし贔屓が今の状況に我慢がならないのであれば,単に客の入りが悪くなり,協会はそれでやっていけなくなるだけです。それも込みで相撲を楽しめるなら客は離れません。それで良かったのかもしれません。

大相撲をみていて思うのはは,どうも出口が見えないことです。マスコミは次々とあたふたする協会を面白おかしく伝えるだけです。同情論も出てきません。マスコミの無責任な終りのない非難にまともに対応しようとして,それでドロヌマに入ってしまったんではないか?…と思いました。もしこのままいつまでも本場所が開催されず,大相撲がなくなってしまったら…,それって大相撲ファンが望んでいることなんでしょうか?。

あとついでに謝りすぎて失敗してるなぁ…と思うのがNHK。不祥事は多いですが,なんかやっぱり民放が大騒ぎしたり,当のNHKが大騒ぎしたり…。これは顧客である視聴者が受信料を払わない…という状態になってるので,まぁ確かに顧客が怒ってるっていうのもあるんでしょうが…。お金を払いたくなくて騒いでいる人もいるでしょうし,一視聴者のわたしは,あんまり大騒ぎをするよりいい番組を作って欲しいだけ…と思います。

いま,日本は企業・団体がなにかをすると,かなりマスコミが大騒ぎして,その対応に失敗して,ドロヌマに落ち込む状況が結構多いです。こんな世の中でいいんでしょうか?。足の引っ張りあいをしてるだけのように見えるときもあります。
コメント
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