たろの日記ページ,gooブログ版

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富を生み出す三つの方法

2008-08-25 21:27:15 | 社会
昨日書いた業田良家のロボット小雪というマンガに描いてあったこと。その中に印象的だったのは昨日書いたとおり,「富を生み出す三つの方法」ということ。それは,「地球から搾り取ること」,「人から搾り取ること」,「未来から搾り取ること」でした。これは,経済的に失敗して貧民街で暮らすキャラがしゃべって内容なので,この二番目は自分たち貧民層から金持ちが富を吸い取っているということを皮肉ってのセリフですが,三番目の未来というのは,つまり国の借金(国債や年金)のことを言ってます。
一番目の地球というのは資源や農作物のことを書いてますが,農作を始めたのが文明の始まりということから,つまり富というのは文明とともに生まれたのかもしれません。
さて,こういうことを今回書いたのは,以前日記に書いていたことがあると思いますが,わたしの疑問として,富というのは経済の格差が無いと生まれないのではないか?というのとこの三つは関係あるなということからです。
現代社会は豊かになることを経済的に豊かになることのように言っていて,それがいい事のように言ってますが,もし格差がないと豊かになれないのであれば,人間全部が豊かになることは出来ません。金儲けは経済的な偏りが発生したときに出来る…様な気がしてますが,そのときには必ず得をする人と損をする人がいて,つまり得をする人は,損をする人の富を吸い取っているだけのような気がします。もし誰かを不幸にしないと幸せになれないのであれば,それはいいことなのでしょうか?
皆で豊かになるというのは,皆が餓えない状態になることであれば,それはいいことですが,もし皆が餓えなく,さらに人生に満足していたら,お金を使わないので,誰かに余剰な富が集まることはありません。誰でも出来ることをするのは贅沢とは言いませんが,それもわれわれは,富という風に満足は出来るのでしょうか?
三つの方法の最初のひとつである地球は,もともとは大地の恵みであり,自給自足が出来ていれば,そこに人間間の富の隔たりは必ずしも生まれません。しかしそれだけでは,人は富と感じられなかったのではないでしょうか?。人と差があってこそ初めて富を自覚したのであれば,富を追求して人との差を作り,そしてさらに人から富を奪うことで富を実感したのかもしれません。
現在の文明国の富はどこから生み出されているのでしょう?。かっての植民地主義では宗主国が植民地から搾取してました。その後,先進国が発展途上国との富の差を利用して儲けているようにも思います。現代の日本は未来に対し多くの借金があります。そして,もうひとつ投資というのは,やっぱり誰かが損をする分を儲けてている気がします。
三つ以外の富を得る方法,特にどこからも奪うことなく豊かになる方法があったら,教えてほしいです。そしてもしないのであれば,豊かになることがそんなに良いことなのか?今一度誰か語ってくれないのかな?とも思います。
コメント
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