たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

都心の水害

2008-08-09 08:57:03 | 環境・自然科学
最近関東もというか全国的にスコールが降るような天気になっていて,わたしが高校時代の熊本とかこんな感じだったなぁとか思うのですが,でも,ちょっと違うか。あの頃の熊本は朝晴れて,夕方土砂降りで,1時間くらいでやんで,夜はすずしかったけど,今の東京とかの降り方は,結構夜もだらだら降ったり,涼しくならなかったりする。
と天候が変わっているのは理解してるのですが,妙に水難が多い気もします。まぁ夏は水難事故が多いのは例年のことですが,今年は特に海とかじゃなくて川が多いなぁと。川が氾濫するとかいうのは世界中どこでもだろうと思っていたら,日本の川は特に水が多いときと少ないときの差が大きいとのことで知りませんでした。へぇ。
でも,かって中国では治水が王の大きな仕事で,治水が出来ない王の統治はすぐに壊れていたとかいう話しも聞きます。つまり,治水とか災害対策は,国のメインの仕事であり,それがまともに出来ない政権はいつ倒れてもいいってこと,ともいいます。
わたしが子供の頃いた熊本は,わたしが生まれるちょっと前に,大水害で多くの人が死んだというのあって,結構熱心に水害の怖さを伝えていたし,堤防の整理も一生懸命でした。中学高校時代に水害にあっていた地域がだんだん減ってきて,排水とかの工事も進んでいるんだなぁという印象があります。
一方で首都圏とかの最近の水害を見ると,みずに使ったりするのは,川を無理やり埋めて,能力を落としたり,舗装が増えて,川に流れ込む量が増えたり,いろいろでしょう。でも,要は,そういう自然に対して何とかなるだろうとかいう意識が高まってるのが反映されてる気もします。病気もそうですが,人間は,本当に,なんでも何とかなるって思っていて,そしてそのしっぺ返しを今受けてるってことなんだなぁという気がしました。
治水が大事というのは今風に言えば環境問題ってことで,経済とか利便性とかよりもやっぱり環境問題なのかもしれないな。それは数千年前から変わってないのだろうな,などと最近の都心の水害振りを見ていてもそう思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする