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たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

「温暖化」への懐疑

2007-10-27 18:42:24 | 時事
読んだのはちょっと前ですが…,ネットで「地球温暖化で何か問題でも? (内田樹の研究室)」という文章を見つけました。……まぁなんというか…。どうも真意がわからないのですが,地球温暖化対策でヒステリックになりすぎるな…という意図なのでしょうか?。確かに個人の車の運転とか,マイバックとかがあまり効果がないことはわかってもいるのですが,だからといって,温暖化と二酸化炭素の因果性は証明されてない…といわれてしまうと,ちょっとハハハ…苦笑してしまいます。いや確かに科学的に証明されてないのは確かかもしれませんが,じゃぁ地球温暖化の他の原因が証明されているわけでもないし,いや,地球温暖化なんか起きてないという人もいるけど,それも証明されているわけでもありません。原因が不明な以上,統計的に不確かでも可能性が高そうなものをなんとかしようとするのは科学的態度じゃないのでしょうか?。
いや,まぁ,最近の地球温暖化対策が政治的に利用されているのはなんとなくわかります。そしてわれわれに呼びかけられていることよりも,企業とか国とか大きいところが何とかしないとなんともならないのもわかります。でも二酸化炭素の削減は結局のところ,エネルギー対策やごみ対策につながるわけだし,個々が意識を高めて,企業とかに働きかける風潮を作るのはいいことだと思います。わたしは。
で,もうひとつ最近バイオ燃料の話が盛り上がってるので,その反論として「バイオ燃料は温暖化を止められるか?」みたいな話もよく聞きます。こちらは良くわかりません。確かにいまのバイオ燃料熱は,投機の話が絡んでいたり,国の勢力争いが絡んでいて純粋に温暖化とかエネルギーの話だけではないと思います。ただ化石燃料と比べた場合,たしかに現状は燃料を作る際に無駄があるとしても,方式が洗練されたら,二酸化炭素が出にくい気がするのですがどうでしょう?。実は燃料電池よりも短期的に太陽エネルギーを燃料にしてる分,良いような気がするのは気のせいですか?。あと,バイオ燃料は農業開発に力が入る分,ちょっと良いかな?とも思ってます。
まぁバイオ燃料の件は,もう少し調べないとなんともいえない部分もあるのですが,いずれにせよ地球温暖化対策に対する懐疑論が時々聞こえて,ちょっとどういうことだろう?とは思います。もちろん今の温暖化への危機感はメディアとか政治がしかけてる部分もあるので,それに対して「冷静に考えよう」というのはわかるのですが,いきなり否定的な意見を聞くと,単に大勢と逆のことを言いたいだけではないか?とか何か別の目的があるのか?とも思ってします。
冷静に考えることはいいのだけど,単純に否定してどこにもいけなくなるようでは,気がついたら地球は砂漠になっています。現状の対策と,そしてその効果とか,冷静に見て,しかし何かをやることが大事なのではないかと思います。
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開国派に狙われる携帯電話ビジネス

2007-10-22 16:32:57 | 時事
大勢の意見がどうなってるのかいまいち良くわからないのですが,最近良く聞く意見として以下のようなものがあります。携帯電話の日本と西洋のビジネスの違いで,日本がキャリアがコントロールしてる。西洋の場合はキャリアは力がそんなになくて,端末メーカが魅力的な端末を自由に出している…というような。結果的に日本の端末メーカは海外での競争力を失っているという様な…。
こういう意見に関してはたとえば池田信夫 blog 「縮んでゆく日本」とかにみられますが,他にもよく聞きます。
あとdankogaiさんの「ケータイ業界52人が語る『戦略』の裏側」の書評はあくまでも書評ですが,やはり日本の場合はキャリアのせいで携帯業界が縮退してるようなことを書いてます。
どうもこういう空気が世の中に広がってるんだろうか?とか思うのですがどうなんでしょう?わたしはキャリアよりの人間なので,キャリア弁護になってしまいます。日本の携帯業界がキャリア主導であるのは間違いありませんが,その結果日本の経済に悪い影響を与えているのか?というと良くわかりません。日本の携帯端末が海外で売れないのは事実でしょうけど,それは現状端末メーカが国内での販売だけでそれなりにやっていけてるから…という気もします。海外で失敗したけど,国内の小さいパイを食べててもそれなりに喰えるからパラダイス鎖国をやっているというのはそうかもしれませんが,では開国したら混乱し,その結果いい時代が来るかどうかはわかりません。日本は過去に開国でいいことがあったので,開国がいいことだと思っているのかもしれませんが,植民地になった国だってあるわけです。太平洋戦争だって負けて混乱が来たけど,その後の繁栄があるのであの敗戦も良かったかもしれないと思うのかも知れませんが,敗戦して苦労した国も多いでしょう。
確かに日本には端末メーカが多くそれゆえに競争力が下がってるのかもしれません。しかし,これは携帯電話に限った話ではなく,たいていの大手メーカはたくさんの事業に手を出してます。また提携とかも起きてますが,ソフトランディングをしている途中なのかもしれません。
わたしのかってな思い込みですが,まぁ人が勝手にグダグダ言ってるだけならいいんですけど,どうもこういう開国論やビジネス再編論を聞くと,こういう混乱に乗じて自分にもビジネスチャンスを…と言ってるようにも見えます。社会の良し悪しを論じているようで,実際は個々の受益の立場で述べてるだけではないか?という気もします。
いままでも構造改革的なことを述べられたことはいろいろあって,固定電話の解放の話もそうだし,いまだと郵政でしょうか?。建設業界の話はあまり知りませんが,そちらもいろいろあったように思います。でも,一通り騒がれた後に社会全体的にはなにも変わってない気がします。もちろん,その業界で一発当てて大金持ちになった人たちはいるんでしょうが:-p。
もちろん,現在の日本でもいろいろと雇用とか社会保障の問題があるので,それを何とかしないといけないというがあるとは思います。ですが,それを混乱をもって行うべきか?というと少々疑問に思います。
壊せば良いものが出来上がるとは…そんなに確実なものなんでしょうか?。
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郵政民営化

2007-10-03 09:49:56 | 時事
テレビニュースでは盛んに取り上げていますが,一昨日から郵政公社が民営化しました。日本郵政グループ(JP)だそうです。
TVでは賞賛してるかと思いきやほとんどネガティブ…じゃないのですが,何かを危惧する様なことばかりいってるのがちょっと意外です。郵便局が減るのではないかとか,集配が遅くなるのではないか?とか。じゃぁ良くなることはないのか?と思うのが普通のような気がしますが,いわないところを見るといい事はないのでしょうか?。そんなことは無いのではないでしょうか?。たぶん良いことも悪いこともあるはずです。そしてそれを並べてみないと民営化が良かったのかは判断できません。
もっとも民営化が本当にいいことか悪いことかは,今すぐに判断できることではないでしょう。
民営化というと,わたしは自分の業種のことから,電電公社の民営化を思い出します。もちろん…というか,わたしは電電公社がNTTになったときまだ学生でしたので,その瞬間がどうであったのかはほとんど知りません。しかしそれから5年ほどちょっと経って,通信業界に入って思ったのは,当時の民営化はイコール独占の開放で,価格競争による長距離電話の値下げ競争でした。当時はまだインターネットなど言葉すら生まれてないし,携帯電話も業務用しかない時代でしたが,そのうち携帯電話が生まれ,インターネットもモデム,ISDN,そしてADSLになってから競争はこちらに主軸が移り,いまや長距離電話の価格競争などはだれも話題にしません。
20年以上たった現在から通信の民営化を見返すと,あれが失敗だったという普通の人はほとんどいないように思います。しかし,中にいた当事者,つまり職員…,後の社員たちは,結構民営化は嫌だったのでは無いでしょうか?。NTTは後に分割されますが,当時組合は反対していた様に思います。電話局の数も大幅に減り,各サービスも本体ではなく,委託業者により行われたりしている現状を見ると郵政民営化で危惧されていることは,すでに通信の世界ではずいぶん前から起きている気がしますが,こちらに関しては,あまり非を唱える人がいないのは不思議です。
さて通信の民営化の話を書きましたが,もちろん郵政とは違う部分も多くあります。郵政は通信と違いすでに,配達業でも,金融業でも競合の民間企業が存在しており,民営化がイコール独占の解放ではありません。競争の促進というよりは,郵政自体の効率化や利益追従とか株売却により国が資金を得るとか,そういう効果のほうが主なのかもしれません。いやwikipediaでの郵政民営化の項を観ると郵貯,簡保の資金を民間に流すのが主たる目的の様でもあります(その割には報道は,この効果について,この時期には全然語ってませんけど…)。しかしそれらが結果的にどういうことを起こすかは利用者である消費者は,いまのところ良くわからない気もします。
個人的には郵政の民営化はどちらでも良かったというのが本音です。でも中の人は大変だったろうなぁ…と同情も感じました。だから反対する人がいるのもわかります。でも消費者にとって良いことか悪いことかというと,正直どちらもあるので,結果的にどちらともいえないのだろうと思います。少なくとも10年くらい見ないと,民営化が何をもたらすのかはわからない。少なくともいまは見守りたいと思います。
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安倍たたきにみるいじめの国民性

2007-09-15 11:20:48 | 時事
なんか総裁選は福田氏らしい。ふーん,面白味はないけど安定感は期待できるので,それはそれでいいかも知れない。選挙の人気取りとか今回は気にしないのだろうか?。まぁ選挙の人気取りが意味無いって思ったのであれば,それならそれでいいとは思うけど。
前回の総裁選ではわたしは麻生さんを支持したのだけど,落ちた。麻生さんは(マスコミをおちょくるので)好きなタイプだけど,参院選後の対応をみてると,ちょっと嫌な感じをした。特に安倍さんの辞任三日前だっけ?麻生さんが辞任を止めて欲しいといったという件は賛同できない。基本的にはわたしは病人に矢面に立たせる裏方はひどいと思うし,結果的にあの時点で止めていたら国会の演説前ってことになっていたし,まだ事態は混乱しなかったかも知れない。
まぁそうだといっても,それが今の日本の常識的な考え方なのかも知れないとも思う。自分の会社や組織が大変なときに,トップが精神的な病気になってるときに「あなたは休んでください,あとは我々で何とかします」とかいえる部下がどれくらいいるでしょう?。部下じゃなくて上司でもいいけど…。だれもいわないから,過労死とか心の病になる人が多いんですよね,この国は:-p。
ついでに書くとここ一年の,マスコミや民衆の安倍たたきは一歩下がってみると単なるいじめにしか見えませんでした。政治の議論がどれくらいあったんだろう?。単なるあら探しをして,どれだけ謝罪しても許さず追い込む姿は,いじめじゃないですか?。それとも今風に「弄る」だったのかしら?。こういうことをやっておいて子供にいじめが良くないとか良くいえるよな…とも思う。
もちろん政治家にはそういうのに耐える強さが必要だと思うし,まぁそういう部分でわたしは最初から安倍さんが総理というのは不安があった(一年前から何度か書いてるはず)わけですが,だからといって,際限無くいびり倒していいもんですかね?。
安倍さんは美しい国を目指したみたいですが,いじめやいびりが蔓延するこの国に,それはまだまだ無理だったということでしょう:-p。いずれにせよ安倍さんは入院したとのことで,周りがしっかりみていれば,とりあえずは安心でしょうか?。そういえばみのもんたが安倍さん辞任直後に「安倍さんは悪くない」といったのにも引っくり返りそうになったけど,一応この人も安倍さんが危ない…って思ったんだろうなぁ…とは思う。
ちなみにこの後の政治にわたしが何を期待するかは良くわかりません。舛添さんには頑張ってもらいたかったけど,どうなるんですかね?。あと民主党に政権を握らせた方がいいという人もいて,それも一理あるとは思うけど,大変リスキーだと思う。そんなに民主党に期待できますか?。
政治家にはやってほしくないことを期待する(粗探し)のではなく,やって欲しいことを期待するのではないですかね?。
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物価の話,食料自給率の話

2007-08-20 11:28:41 | 時事
全然違う話を二つ。実は一週間くらい前に書いた文章ですけど…。
先日から何度か「野菜の値段上がってませんか?」とか書いてきましたが,どうやら,本格的に物価が上がってる気がします。燃料の値段が上がってるのはニュースで良く聞きますが,燃料が上がればすべての物価に響くのは当たり前としても,実際車に乗らない人なので,あまり直接は感じてなく…ただ,最近飛行機の安い値段設定が減ってるとかは思ってました。マクドの値段が上がったという話はニュースになってましたが,どうやら今度は
Coco壱も値上げするようで全国外食チェーンもそろそろ全体的に上がるようです。定価がないものの値段は上がっているのですが,コンビニのジュースとかアイスとか雑誌とか切りのいいものの値段が上がってないとか,あと家電の値段が上がってないらしいので,今一つ物価の上昇が実感してない人もいるんでしょうけど,やっぱり上がってるよな…と。オープン価格のものが増えてわかりにくいのですが,結構ちょっとしたものの値段が上がってるようなきがします。最近乾電池とか値段上がってません?。
この物価の上昇,インフレなんですか?,リフレなんですか?。インフレが悪い…とは言いませんが,もう何年も景気の悪さをいいわけに賃金上昇も据え置きされているので,ものの値段だけが上がるのはちょっと辛いように思います。
もう一つ…。
食料自給率,13年ぶり40%割れってことで食料自給率の低さが言われてますが,これもずっと言われていていまだに直らない話。果たして自給率が低いとどうまずいか?。
まぁまずいと思うんだけど,今困ってないからなぁ…という雰囲気がひしひしと感じられます。何とかしようという感じが全然しない。
自給率が低い理由は日本で農作物を作って買うより,外国から買った方が安いからというのは明白ですが,もう一つあまり言われてないのは,日本の農作物を海外に売らないからでは無いですか?。海外から食料を買ってる以上,日本のものを海外に売らなかったら余ってしまいます。海外の食料を買わないと,すぐに圧力かけてくる国がいますよね?;-p。そうなると日本の食料を海外に売らないと日本の農家はやっていけなくなると思うのですが,どうもまじめに海外に食料を売ろうとしてる気がしません。
…といいつつ,現在ニュースになってるように日本のお米や赤ちゃん用ミルクが中国で高級品として売れているらしいという話もあります。くだものが海外で評判がいいという話は結構前から聞きます。というわけで,少しはいい方向に向かってるんでしょうか。これまで日本の農業は行政や農協によって方向性が決められてきてますが,まぁそれ自体を悪いとは言いませんが,海外に対して,日本の農作物を売っていくということが結果的に自給率を上げる気がするので,その辺も含めて農業行政を考えて欲しいな…と思います。
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九条と自衛隊

2007-08-16 10:17:04 | 時事
昨日は終戦記念日。ネットを回っていたら,終戦記念日の由来の話とかもいろいろあったのですが,まぁそれはそれでいい。むしろお盆の由来の方がへーって感じでもありました。
その話は書き出すと長くなるので,置いておいて,TVの話。
終戦記念の日だからか,NHKでは夜数時間の特番で,いわゆる憲法九条に関する議論。終戦の日に憲法九条なんだ?…とちょっと思いました。一般から募集したと思われる人を数十人,その手の話題が得意な人を数名集めての討論会…というか。まぁこの手の番組はNHKは得意なんだけど,討論会というよりガス抜きみたいになってしまう。話が噛み合わず,みんなが言いたいことをいうのは,専門家だけでも一緒なんだろうけど,話すのになれてない人に喋らせるので,見てる方は何を言いたいのかもわからなくなるという意味で:-p。
もっとも,こういう見ていてつまらない番組をやっちゃうところがNHKの良心というか民放だとTV受けする意見をとかしゃべり方をする人だけをTVに出すからねぇ…。
実はこういう番組で一番興味深いのは,話の流れをコントロールしようとしてる司会者だったりするんだけど(笑)。
というわけで,憲法問題と自衛隊の話だったのですが,改憲すべきか,護憲かという二項対立をしばらくやった後,自衛隊を軍にすべき,現状のママ,廃止すべきという三項対立にしたと思ったら,廃止すべきという人に司会者はほとんど当てなかったのが笑いました:-)。まぁ最初の二項対立の時にすでに,軍なんか無くして,援助とか経済とかでやっていくべきだとか言う人がいたから,そういう路線になっちゃわなくて良かったけど。経済でも人は死ぬんですけどね。だから恨みを買うし武力行使される…ってわけで,軍を持たなきゃ,相手は撃ってこない…っていうのはわたしはそこまで他人を信用できないです。
話がそれたか…。そうそうおもしろいというか時代だなぁ…と思うのは,そういうわけで,自衛隊廃止論者はほとんど無視されていて,結局自衛隊の存在自体はみなさん認めてる…っていう感じだったところです。現状の自衛隊を容認しているという意味では,改憲派も護憲派も多数って感じ。自衛隊廃止論者も少なければ,逆に軍備増強論者も少ない。
つまり現状の自衛隊が憲法上あってないから,改憲すべきという人と,あってないけど,ブレーキになるし,平和の理念だし今のままでいいんじゃない?という対立のように感じました。あっ,今のままで合憲という人もいましたけど。
個人的には,憲法どおりに自衛隊が制御できれば,現状に合わせるのが理想だとは思うけど,日本人って法律を守らない国民性だからだいじょうぶかなぁ…という気はします。実際に法律に照らして問題ない行為でも,気に入らないと一斉に糾弾するのが好きな民族みたいだし。そういうのを「私刑」って言うんですよ:-p。だからきっちり自衛隊を憲法で規定しても,その時の時代の雰囲気に引き摺られてまたずれていくという様な不安感はあります。
あと法律を変えると,すぐに法律使おうとするお役所もちょっと気になる。つまり憲法改正手続きを決めたら,すぐに改正しようとする動きを見せてるというか。手続きを決めることには賛成なんだけど,変えること自体に賛成かというと,そういうわけで結構難しいなと。
そういえば,九条を改正して自衛隊を合憲とする…というのは,単にそれだけじゃなくて他の問題,特にアメリカとかとの距離をどう変えていくか?とセットだと思うんだけど,その辺の議論は全くでなかったようですね…って途中で飽きたから消したけど:-p。
というわけで,まぁ例え夜の7時過ぎから11時過ぎまでやっても,そうまとまった意見が作られるわけもなく,難しいな…と思うだけでした。でも話の重心がやっぱり時代で変わってるのは興味深い,こうやって時代は変遷していくのだと。あと今回閣僚や議員を出さなかったのはNHKの良心だと思った(皮肉)。断られたのかもしれないけど(笑)。
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世代間の比較ってどれだけ意味があるんだろう?

2007-08-04 22:11:25 | 時事
参院選の結果…が良くわからないというのは先日書いたけど,他のページを回っていたら,負けたのは…まだ選挙権のない子供たちだという意見がありました。言ってることがわからないわけでもありません。あと,「 ずっと高齢者のターン」という文章も他のところにあり(相互にリンクしあってはいるけど),つまり年金問題で年輩の人が得をし,若者や子供たちは,そのしわ寄せを受けているし,しかも今の若者には未来に対する希望が無い分だけ辛い…と。
この辺の話は年金とか社会保障の根本の問題であるので,記録漏れ問題よりずっと重要な話ではあるとは思いますが,年金制度で良く起きるこれからの若者たちへの悲劇というか,そういうのってどうなんだろう?と考えて,やっぱり良くわからなくなります。
この文脈で出てくる話で若い人が年寄に搾取されているような,年寄は得をしているような話があるけど,本当に若い人は年寄りに搾取されているのでしょうか?。
自分の経験からすると良くわからない…としか言えません。わたしの父親の時代に若者には夢があったのか?,祖母の時代にあったのか?,団塊の世代はあまり知り合いがいないので,良くわかりませんが…。
年金問題に関していうと,わたしの父親はわたしが物心ついたころ,わたしの祖母に毎月仕送をしてました。祖母は幾らか年金をもらっていたようですが,明治生まれの人なので国民年金なんて納めてないのではありませんか?。でも祖母は「ひきあげ」なので,外地に財産を置いて帰ってきてるわけです。ついでに父は招集の歳ではなかった様だけど,戦後の焼け野原の時代に仕事を始めた世代です。
祖母はもう亡くなってしまいましたが,国民年金を納めた額よりたくさんもらい(この辺よく知らないのですが,最初は25年納めてない人ももらえたんじゃありませんでしたっけ?),父は年金を支給されてるわけで,彼らは年金に関してはいい目を観てるかも知れませんが,今よりもずっと戦時中・戦後の「明日はどうなるかわからない時代」を生きてきたように思います。数年前までの就職難の時代より,もっと大変だったんじゃありませんか?。そしてわたしは将来年金をもらえるかわからないけど,現在の年金制度のおかげで父を経済的に支援する必要がほとんどありません。誰の時代が一番大変?。
それにそもそも世代間で経済を断絶する意味は何なんでしょう?。親が歳を取って経済的にやっていけなかったら,本来は子供が面倒をみるのではないか?。年金制度というのは,むしろ親と子供が助け合わなくても生きていけるようにし,労働の流動を進めるためにやった政策ではないか?という気もします。三世代経済が一緒であれば,世代間の経済格差はたいした問題では無くなるようにも思います。
まぁそれはちょっと言い過ぎというか,今更そんな時代には戻れないよ…ってことなのかもしれませんが,まぁそれならそれでいいとして,やっぱり世代間での希望とかそういうのを,違う時代の人がシミュレーションするのは無理があるなぁ…とは思います。価値観とかは文化とか常識とか,経済状態以外にもいろんな違いがあるし,そこの中からみるのと後世に外からみるのでは,主観と客観くらいの違いがあるのではないでしょうか?。
ついでに書くと子供のセカイ感は特殊であり,大人が想像するのも結構難しいと思います。
わたしはむしろ今の若い世代が年金とかで将来苦労をするというのは実際にそうであるにしても,その考え方は「空気」みたいなものではないか?という気がします。そんな空気をつくって誰が得をするのか?何のためにするのか?そっちの方が気になります。
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冷夏?,野菜

2007-08-02 22:06:52 | 時事
わたしは自宅に気温を一時間毎に記録するロガーをつけているのですが,そのデータを久しぶりに吸い上げて気づいたこと。
わたしが海外に行って不在だった一週間…とても涼しかったのですね。自宅は木造なためか,夏場,昼間はえらく温度が上がり,30度,いや,先週の昼間とかは35度を超えているのですが,わたしがいなかった週は25度ちょっと位を変異してます。ずっと天気が悪かったのか…。
なんとなく最近思ってるのですが,今年の夏って冷夏じゃありませんか?。もう8月なのにそこまで暑くない。よるとか結構涼しいように思います。体を壊して体調が変わったせいもあるかもしれませんが,先週までわたしは羽布団をかぶってましたし,今も肌布団2枚くらいを重ね着してちょうど良いくらい。例年だとタオルケットを腹にかけて寝るだけでも寝汗をかいていた気がするので,えらい違いです。まぁ足が冷えるとかいうのはやっぱり体調のせいなきもしますが。
というわけで,異常気象。地球温暖化…,今年は冷夏に出るのでしょうか?。そういえば,以前原発の事故があって,夏の冷房が危惧された年も,冷夏でなんとかしのげたんだよなぁ…。
あと,別の話…。
日本人は米国人より野菜摂取が少ないとしても」という文書を読んでいて…。まぁ文化的…というか経済的なものと肉の食べる量が関係するというのはそうでしょうね…と思いました。あまりリンクの文章の言いたいことと関係しないのでしょうけど,北欧を旅してきて思ったのは,やっぱり野菜は良く食べてるなぁと。
ただし,内容が少し違う。結構生でよく食べる。パプリカとかきゅうりとか,レタスとか。あと日本人は大豆を食べるというけど,向こうもえんどう豆かインゲンか良くわからないけどビーンズはよく食べるみたい,しかも生で。日本人に特徴的だと思ったのは,根菜を良く食べるってことじゃないでしょうか?。向こうはジャガイモはもちろん火を通してだけどよく食べるようだけど,大根みたいのとか食べるのでしょうか?にんじんはあるかな?,あとごぼうは食べ物と思わなかったくらいだから食べないのでは?。
それから果物。日本人はあまり食べないんじゃないかしら?。果物を野菜に入れていいのかはよくわからないけど,肉じゃないという意味じゃ野菜側かと。
そういえば韓国は瓜をよく食べると聞いたことがあるけど,野菜の摂取量を重さで比較するなら,レタスとかに比べれば,瓜とかの方が一回に食べる重さは多いように思う。
ちなみに,野菜摂取量というとサプリメントの話につながるのかもしれませんが,個人的には繊維にしてもビタミンにしてもサプリより野菜や果物で取るほうが効率が良いと思うので,わたしはなるべくそっちでとるようにしたいと思います。
あと,どうでもいいかもしれないけど,最近野菜…高いと思いません?。スーパー自体全体的に高い気がするけど。
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選挙

2007-08-01 17:03:28 | 時事
さて,参議院選挙ですが,民主党がぐっと議席を増やし,与党は過半数割れ,歴史的な大敗になったといわれているようです。
終わった後に後出しじゃんけんの様なことを書くのもなんですが,まぁ投票前に誤認識の意見でも書いて顰蹙を書くのもなんなので,終わった現在,ちょっと今回の選挙について書いてみます。
今回はわたしが選挙期間中丸まる一週間以上日本に不在だったためか,帰国後一生懸命情報収集しようにも,ぜんぜん争点が見えない選挙でした。まぁ当然ですが,報道も地震とか原発事故の話題を多く取り上げていたというのもあります。おかげで変な評論に惑わされなくてよかったという気もしますが,仕方ないので,自民と民主のホームページを読んで判断する…ということをしてました。
それでも,いったい何が重要な問題なのか,そして何を持ってどこを選ぶのかが良くわかりません。どうもTV的には,年金の記録漏れ問題,公務員改革,政治と金の問題あたりが大きな争点だったといわれてもいるようですが,じゃぁ年金の問題で自民党の案が良くないにしても民主の案が良いか?といわれると,まったくそう思えず…。わたしは結果的に,自民敗退,民主躍進に少しは貢献したと言えるのでしょうけど,年金手帳(の様なもの)を配るという案を最初に持ってくる様な提案には不安を感じますし,年金の一元化も財源とかのことを考えるとそんなに簡単なことではないと思います。少なくとも記録漏れ問題は目先の問題であり,年金制度全体の問題がそれでかすんでしまい,争点としてどちらを選ぶ基準にはなりませんでした。あと天下りの問題は,わたし自身が天下り問題に公務員への僻みが入ってるように思うので,これも問題にすること自体言いがかりだと思うので,これも争点にならない,政治と金の問題は,あまりどこの党もいい案を出してなかったように気がします。
というわけで,まったく持ってどこを選んで良いか困ってしまったのですが,あえて言うと,安倍さんの国会運用にブレーキをかけた方がいいのでは?という思いはありました。特に他の党が選挙の公約としてあまり大きく取り上げてなかった教育問題と憲法問題,これらは確かに法律を改正するのは賛成なのですが,まったく議論になってない,それとこの問題に対する安倍さんの考え方に少し行き過ぎを感じる辺りで,議論は必要だけど,議論なしで国会を通るようなことを少し避けたかったというのがあります。
あと,わたし的にとても気になっていたのが福祉や医療の問題,あと環境問題,それが自民は扱いが小さいのが気になりました。もちろん民主が力を入れてる…わけでもないのでしょうけど,まぁ寄り合いで官僚へのしがらみが少ないからか,民主の中にはそういうのにやたら力を入れる議員がいるのも事実なので…。
それと,じゃぁ民主以外の野党,社民は別としても(苦笑)共産とかでも全体的にぱっとしなかった。ここしばらくは民主の自民バッシングに便乗してる感もありました。
というわけで,民主を第一党にしたいわけでも,自民を野党にしたいわけでもないのですが,安倍さんにブレーキをかけたかったと思って,年金とか天下りとかどうでもいいんだけど結果的に民主が増えた…というのは,他の人はそういうわけじゃないのだろうなぁと思いつつ,大勢に添った形になってしまったのでありました。
うーん,まぁこうなったら次の選挙までは見守るしかないというか,民主党,今度はごねるばっかりじゃなくて,ちゃんと前向きにやってください:-p。
…というわけで,大勢が大きく動いた割りに,いったいどういう意見が反映されものなのかまったくわからない…と思っていたら,勝因が一致しないという意見があるのを読んでやっぱりそうなのか…と思いました。
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原発

2007-07-26 21:12:00 | 時事
柏崎原発の事故のニュースを知りちょっと思い出したのですが,そのちょっと前に,そういえば最近は原発反対という声をほとんど聞かなくなったのだけど,そういう運動は廃れてしまったのでしょうか?…って思ってました。それとも運動は続いているけど,マスコミが取り上げないだけなんでしょうか?。
なんとなく地球温暖化の話と,北朝鮮の原発とかの話とかとかがあいまって,日本の中で原発反対していてもしょうがない…という様な気がしないでもないのですが,マスコミとか他の人もそういう感じなんですか?。
で,ずーっとまえに書いたような気がしますが,私自身は原発が核兵器開発につながる…とかいうつもりはないので,そういう意味で原発に反対することはありません。でも北朝鮮に日本が原発反対してるのは,そういう理由で,それはあるかな?とも思ってますけど,まぁ日本で核兵器を作るために原発を持つというのは,今のところありえないし,ありえるようになるってことは,もっと世界の情勢が変わってきてから…ってことだろうから,今のところ判断しにくいと思います。
ただ以前から思っていたのは,なんとなく原発は安全性に問題がある…というか,理論的に安全なのはわかるのだけど,運用として大丈夫か?って不安はちょっとあり,人間がちゃんと扱えるものなのか?とかは感じております。以前,どこかの原発で放射能漏れがあったときにバケツ云々の話を聞いて,開発者が安全な手順を作っても現場でそれをきちんとやってくれるとは限らないとか…。
今回の地震の件でも,なんとなくそういう気がしました。こういう事態を想定し,そこにコストをかけた管理ができていたのかな?と。原発の場合,事故が起きたときの影響が大きいので,たとえありえない様な事故でも想定していないと,万が一の場合に大変なことになるのだけど,なんとなく現状そういう管理のしかたをするように,原発に限らず他のこともあんまりなってないような気がすると。つまり確率的に無視できるような事故に対してある程度きちんと危機管理できるような体制になってないと,原発というのは結構手を出しにくいもののような気がするのだけど…。
そういう社会的合意が形成されないと,どうも原発というのはまだまだリスクが高いような気がするというのが,わたしの意見,というより印象か…。まぁなんか火災が起きたとかのわりには放射能漏れとかはないという話もちらりと聞いたので,意外にしっかりとしてるのかもしれませんが…。

やっぱり地球温暖化のことを考えると,原発を使わないという選択は難しいわけで,そうなると,ほとんどありえない事故を想定してコストをかけるということをやっていかないと仕方ないのかな…と思ったりもしてます。現状はどうなってるんだろう?って思ったりしてちょっと不安に思ってます。

日本の場合,社会問題が取り上げられなくなるのは,合意が得られたからではなく,単に忘れられたから…って場合がほとんどなので,その辺,よくわからないのですよね…。
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