おそらく最近高校を卒業したと思われる人が書いた「リア充と僕」を読んでいてふと思ったのだけど,わたしが高校生だった25年位…じゃないかもう30年近く前,リア充なんていなかった。ってリア充戸いう言葉が無かったんだけど(^^;)。リア充って何か良くわからないで書き換えると,女の子と見るからに付き合ってる男なんて200人以上いる男性生徒の中で一割もいなかったと思う。いたとしてもたぶんこっそりだったと思う。
わたしが九州の片田舎(一応県庁所在地だけど)の公立高校の生徒だったからかもしれないけど,少なくとTVで見るような男子と女子がペアで登校なんてありえない世界だった。もしそんなことをしていたら,周りから冷やかされるか,もしくはTVの安っぽいドラマよろしく,不良にインネンをつけられるのがオチだった。今の学生は目だたず空気を読んで生きているらしいが,当時は空気を読めるやつは男女で登校などはしないし,というかそもそも多くの男子生徒は女性に告白する勇気もなかった。
もっとも,クラブ活動で男女が一緒で,放課後話をしたり,何かの大会で一緒に盛り上がったり,そういうのはたまにあって,それをリア充と言うのかもしれないけど,本人たちはそれを恋愛とかに結びつけるにはかなり高い壁があったというか,むしろ高校の頃に異性とつきあうのは同性の友人をなくすというリスクがあったかもしくは「不良」といわれるリスクがあった気がする。今考えると苦笑ものだけど。
まぁ人付き合いが得意不得意というのは人によりあったと思うけど,それより得意な相手,不得意な相手というのは誰でもあったんだと思う。ただ昔は外に友達がいないというのは自宅に帰ったらもう家族と位しか会話できないということで,ネットなんか無い時代,どこかに自分の意見を聞いてもらうとか不可能なことでした。でも当時も本ばかり読んでいる人とか,ラジオの投稿コーナーにひたすらはがきを書いている人とかいたから,まぁそういう人もいたんだろうけど。でも今の人が「自分は人と話すのが苦手だ」とネットに書くのに比べると,人と話せないことは,もっと孤独だったのだと思う。これもいいとか悪いとか言わないけど。
わたしが大学を出て社会に出た頃,世の中はバブルの終焉の頃で「私をスキーに連れてって」みたいな妙におしゃれな若者を演出する空気が出来ていたけど,なんかあの辺からリア充みたいな若者像を勝手にメディアが作って,そういうのが実際にいると信じているのが今の若者?って気がしないでもない。少なくともわたしの時代は若者像って言うと「俺たちの旅」ですから(笑)。太陽族じゃなくて。
というわけで,どうも本当にリア充なんているのか?という年寄りの戯言で一年を始めたいと思います(笑)。今年もよろしくお願いいたします。
わたしが九州の片田舎(一応県庁所在地だけど)の公立高校の生徒だったからかもしれないけど,少なくとTVで見るような男子と女子がペアで登校なんてありえない世界だった。もしそんなことをしていたら,周りから冷やかされるか,もしくはTVの安っぽいドラマよろしく,不良にインネンをつけられるのがオチだった。今の学生は目だたず空気を読んで生きているらしいが,当時は空気を読めるやつは男女で登校などはしないし,というかそもそも多くの男子生徒は女性に告白する勇気もなかった。
もっとも,クラブ活動で男女が一緒で,放課後話をしたり,何かの大会で一緒に盛り上がったり,そういうのはたまにあって,それをリア充と言うのかもしれないけど,本人たちはそれを恋愛とかに結びつけるにはかなり高い壁があったというか,むしろ高校の頃に異性とつきあうのは同性の友人をなくすというリスクがあったかもしくは「不良」といわれるリスクがあった気がする。今考えると苦笑ものだけど。
まぁ人付き合いが得意不得意というのは人によりあったと思うけど,それより得意な相手,不得意な相手というのは誰でもあったんだと思う。ただ昔は外に友達がいないというのは自宅に帰ったらもう家族と位しか会話できないということで,ネットなんか無い時代,どこかに自分の意見を聞いてもらうとか不可能なことでした。でも当時も本ばかり読んでいる人とか,ラジオの投稿コーナーにひたすらはがきを書いている人とかいたから,まぁそういう人もいたんだろうけど。でも今の人が「自分は人と話すのが苦手だ」とネットに書くのに比べると,人と話せないことは,もっと孤独だったのだと思う。これもいいとか悪いとか言わないけど。
わたしが大学を出て社会に出た頃,世の中はバブルの終焉の頃で「私をスキーに連れてって」みたいな妙におしゃれな若者を演出する空気が出来ていたけど,なんかあの辺からリア充みたいな若者像を勝手にメディアが作って,そういうのが実際にいると信じているのが今の若者?って気がしないでもない。少なくともわたしの時代は若者像って言うと「俺たちの旅」ですから(笑)。太陽族じゃなくて。
というわけで,どうも本当にリア充なんているのか?という年寄りの戯言で一年を始めたいと思います(笑)。今年もよろしくお願いいたします。