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たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

ロックの殿堂に

2005-12-02 15:50:49 | 音楽・アート
マイルスディビスがロックの殿堂入りをするというニュースを聞きました。多少,はぁ?…って感じがないでもありません。マイルスがねぇ…。わたしはロックもジャズも好きですし,いいとしてしてジャズの方がロックより高尚…とかいうつもりはありませんけど,マイルスはロックが生まれるより前から音楽やっていたわけで,ロックの多様化の時に既にかなりの影響をロックに与えたわけで,それから既に30年以上経ってるわけで…,なぜ今なんだろう?…とか。
まぁきっかけが無かったのかも知れませんけど,今きっかけがあるとも思えません:-p。しかし他の受賞者としてセックスピストルズとかブラックサバスとかも受賞してるようですが二人とも毒づいた事あるんですね(笑)。
ふと思いましたが,過去を含めて殿堂入りした人の中に黒人はいるのでしょうか?。ジミヘンとかいそうだからいるかなぁ…。
…と何となく個人的には盛り上がらない。盛り上がった人はどんなひとなんでしょう?…。オジーオズボーンが言ってるようにファン投票じゃないわけで,運営団体が密室で選んでいるようなものであれば,よっぽど一般の人の感覚を代弁してるとか明確な判断基準がないとだれも共感できないでしょう。共感できないのであれば,権威も感じないわけで…。
とはいえ殿堂のようなものは野球にもあるし,密室で決めていると言えばベストドレッサーとかの様なものもそう。それをいうとレコード大賞だってファンとは別のところで決めているわけです。ただやっぱりそれは選ばれた人を見たときにこっちが納得をしてるから,ある程度の権威を感じるわけで,今回のロックの殿堂…の様な話を聞くと「ロックの殿堂って何だろう?…」って事を思ってしまいます。いや若い頃は「誰々が殿堂入りした…スゲー」とか思った気がしますが,何とも今回はね…。
ところでジャズにも殿堂ってありましたっけ?…。なんか殿堂って貴族階級的発想な気がするのはわたしの思い込みすぎですか?。

[追記]
これ書いて後程,ロックの殿堂入りした人が載ってるページ教えて頂きました。結構サッチモが既に入っていたり,またレイチャールズやジェームスブラウンの様にR&Bの人も入っているんですね。ってことはあまりここで言う「ロック」という中には人種問題は入ってないのか?…。

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サンタナ

2005-09-08 18:36:28 | 音楽・アート
今のところに引っ越してケーブルTVに加入したので,歴史ずきのわたしはヒストリーチャネルを見てたりするんですが,今週と来週は「音楽の世紀」というのやってます。今日はサンタナでした。
サンタナというと先々月ライブを見に行きましたが,その関連で,今月のギターマガジンにインタビューが載ってます。それを読んだんですが,いろいろ興味深かったというかおもしろかったです。
サンタナっていうと今や1000万枚も売れる様なアルバムを出すようなモンスター級のスターですが,その大成功がデビュー30年目で来たのが興味深いです。しかもそれが最初のヒットじゃなくて初期のアルバムも100万枚以上売れていて,その後もずっと活動をしてますが,少なくとも日本ではあまりそういうのが聞えてこず,ある意味初期のヒットのイメージが強いせいで「過去の人」的に捕らえている人が多かったと思います。それが30年目でグラミーを9冠もとる…っていうのが,どうも余りないケースでとても不思議というか…。
で,インタビューを読んでいて思ったのが,サンタナという人がやっぱり非常にジャズやブルースに対して敬意をもっているということ。で,ジャズからするとロックは別のジャンルで,ジャズに敬意を表してもジャズの方から別のものみたいに言われたとか…。もちろん,ジャズミュージシャンがそんな人ばかりじゃなくて,現実にサンタナはウェインショータと共演をたくさんしてるのですが,その件についてもウィントンマーサリスとかに非難された話とか,でもウェインがそれをフォローした話とか喋っていて,おもしろかったです。あと,売れたことにより周りに「売れ線を狙った」みたいに言われている…ってことを気にしてるのか,一応本人は「売れることを非難する人より自分の方が自由だ,自分はやりたいことをやってるだけだから」とか言うことを言っていたりとか…。それからヒストリーチャネルではサンタナは天才ギタリストと評されてましたが,インタビュー見ると本人はテクニカルな面での自信はあんまり無かったのだなぁ…とか思ったりも…。
サンタナって人はフラワームーブメントの頃にデビューしたせいもあって,当時のお約束であるLSDやドラッグ…,その後宗教への開眼…等,まぁそういうのを全部経由しての現在があるので,そういう意味での達観みたいのも感じられて興味深かったです。…っていうかウッドストックのステージってLSDをバリバリに決めた状態でやってたそうで…,ソリャー大変だったろうなぁと(^^;)…。
サンタナっていう人は,ラテンのリズムの上でブルースギターを弾くというラテンロックを最初にやった人で,売れ線だろうが何だろうが,ラテンでロックやってる人間がサンタナを批判する資格は無いとわたしは思ってます。本当に新しい音楽を作り出したイノベータであり,しかも現在大スター…,でもジャズ(特にコルトレーンに心酔してるようでした)とかにたいして物凄く敬意を払っている……,というのがなんか良く伝わっていい話聴いたなぁ…という感じで…。
「なんだわたしはサンタナ好きだったのか…」とか思いましたよ(^^;)。
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マイルスは何を指示したか?

2005-07-11 08:34:45 | 音楽・アート
今週末はロック生誕50周年とかいうタイミングという解釈もあるらしく,ラジオを聴いたりTVを見てるとロックの歴史みたいな話が多い。ロックフェスとかのプロモーションとかいうのもあるんでしょうが,まぁロックも広い世代向けの音楽になっているのだな…とも。音楽の包括的な話を聴いていると,いろいろ考えてしまって楽しい…。
というわけでもないが,夜することもなくワイト島のマイルスのライブDVD等を鑑賞する。マイルスが加入したメンバーに電子楽器を与え(特にキーボーディスト)弾け…と言った話は有名ですが,ジャズミュージシャンにキーボードを与えただけではこのサウンドが生まれるはずはないなぁ…と改めて思いました。もっと後の話で「ブルースを弾け」と言われたメンバーの話を聞いたこともあるけど,ブルースを弾けだけでワイト島のライブのサウンドが出るとも思えない。いったいマイルスは何をどう指示したんだろう?…と考える。
自分のやりたいサウンドのイメージが頭にあって,それを加入したメンバーに具象化してもらうというのは結構大変な気がするけど…。それともどういうサウンドができるか良くわからずやったのだろうか?…。この時期のマイルスはリズムがファンクになっていたり,ワンコードになっていたりと。ロックとかファンクとかしか出来ないミュージシャンを連れてきたのならわかるけど,ディジョネットやホランドだもんなぁ…。エレクトリックでスタンダードやれって言ったら出来るメンバーなわけで,そうならなかった辺りが結構興味深いなぁ…と思いました。キースはこのバンドへスタイルとかじゃなくてエネルギーを与えた…と言ってました。キースはこのバンドで自分がやりたい音楽をやっていたわけではない…と言ってるようにも取れますが,だったらなおさらマイルスに何を言われたのか気になります。
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音楽の対価

2005-07-08 07:18:00 | 音楽・アート
レコ協が音楽ファイルをWinMXで交換していた人と48万円で和解とのこと…。48万ですか…なかなか微妙な値段ですね:-p。
しかし音楽の楽しみ方と価格という関係をもう一度見直してもいい時期に来てるような気が,最近してます。買った音楽は幾らでもコピーしていいというのも実は全然古くからある考え方じゃないんですよね。そもそも音楽を買って自宅で聴くなんってやりかたが広まったのって(日本じゃ)半世紀くらい前からだし,さらにそれを野外で聴けるようになったのも,20年ちょっと前。それ以前は外で音楽聴くなんっていうとジュークボックスかラジオ,半世紀前は音楽は自宅のラジオか生演奏で鑑賞するものだったわけです。
レコードが広まったにしても20年くらい前はLP2500円,EP600円。まぁ考えてみたら,その頃出てきた貸しレコードのあたりからかなり状況が変わってきたといえば来たのですが…。ディジタルコピーが出来るようになってからはまだ10年も経ってません。
わたしが皮肉…いうか混乱してるのは,現状100~200円/曲程度で圧縮した音楽を買うというビジネスモデルと,1000円/2,3曲というCDシングルのモデルが…,2800円/10曲というCDのモデルが混在してる事。わたしの様な音響屋にいわせると,コピーのしやすさや,音質の違いとかいう点から,価格差があるのはある程度当然にも思えますが,おそらくこの価格設定と,利便性・音質・作品性みたいな話は利用者の中では全然整理がついてないように思います。
音楽って「曲」単独で切り取って楽しむだけではなく,曲を聴いたり演奏をみたり,ミュージシャンを応援したり,またいまだと映像をつけたり,映画のBGMになったり…といろいろあるわけで,あるメディアで曲の単価がついたからって,それが曲の価値になるわけじゃないのだと思います。LPの時代だって2500円のLPの内容を1時間FMでまるまま放送するような番組だってあったわけで…。
要するにいろんな楽しみ方をそれぞれでやってるのに全員からおなじ額をとらなくても良いんじゃないかと思います。数回聴いて二度と聴かなくなる人と愛聴盤にする人は額も品質も利便性もちがっていいんじゃないかなぁ…と…。
個人的にはネットラジオじゃなくてオンデマンドのストリームで曲を安く(100円以下)で聴けるような仕組みが欲しい。それで気にいればCD買いますよ。わたしの趣味的にはポータブルプレーヤのために曲単位で曲を買うという需要はないのですが,もちろん欲しい人はたくさんいるでしょう。だたそれは安くてもいいけど,CDとは明らかに何かが違う…っていうのがあった方がいいと思います。例えば曲が途中で終わってるとか:-p。
なんか音楽を売る方(作る方じゃない)も買う方も,全部おんなじだと思ってるんですよね。だから問題で,その辺をきちんと考え直した方がいいように思います。
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CD輸入権からやがて一年

2005-05-18 11:34:29 | 音楽・アート
最初に,久しぶりにCD輸入権ネタ。丁寧に現状をまとめれらっしゃるのを見かけたので。 わたしも印象としては西洋のCDに関しては施行前と 特に変わった感じをうけず,好ましいことだと思ってます。 国内版の還流盤とかアジアからのCDに関しては買わないので わかりません。個人的な趣味の範囲では今のところなんの 問題も感じずホッとしております。まぁでも監視って大事ですよね。 ということで,忘れないようにしていこう…と思うのでした。
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radiohead live

2005-03-24 14:55:24 | 音楽・アート
一昨日の早朝なんですがradioheadのモントールーでのライブをNHK BSでやってました。録画して昨夜観たのですが,去年(だっけ?)の幕張でのライブとセットが近かったので,その辺の時期のライブだと思います。アルバムHail to the thiefからの曲もやっていたので,まぁ少なくともそんなに前のライブ ではありません。
てっきり既存のDVDとかのライブを流す(WOWWOWとかよくやりますよね)とかもしくは海外の番組を買い取ってくる…っていうものかと思ってましたが,最新のライブだし,制作がNHKになってたので,NHKがマジで撮ったのかも知れません。もっともライブ部分は海外での放送を買い取ったのかも知れませんが…。
というわけで,番組の構成はライブとメンバーへのインタビューを交互に流すというもの,ライブをただだらだら流すっていう番組でも良かったと思うんですが,まぁあまりメンバーの生の声を聞いたことないので,新鮮でした。
いずれにせよお宝映像を入手できたという感じです:-)。 わたしはradioheadのライブはサマーソニックではじめて観たのですが,かなり衝撃でした。そもそもはじめてradioheadを聞いたのは友人からCDを聞かされて…なんですが,実は最初の何回かは全然ピンと来ませんでした。ところがあるとき 「everythimg in its right place」がスポーン…と頭に 入ってきて,それからむさぼるように聴くようになりました。ちなみに「everythimg in its right place」が入っているKID Aはジャズファンとかにも結構評価が高いようです。
とはいえ,その時点では,実際このバンドがどういう風に演奏をするのか全然ピンと来ませんでした。わたしは自分が演奏するせいか,その曲がどういう風に演奏されているか?…って いうのを結構気にします。KID A以降のアルバムはシンセや打ちこみが多いため,実際にライブでこのサウンドを再現できているのか?,という疑問があったりしましたが,それ以前にradioheadは ライナーをみても誰が何の楽器を演奏しているか良くわからず,いろいろ情報を探ってもギター3人,ベース,ドラム…っていう何とも…っていうような構成だったりして,どうやってあのサウンドをつくるのだろう…と思ってました。なので,ライブを 観るまでは,「ライブはアルバムと全く違うサウンドなのでは?」とか,「打ち込みの多用,もしくはサポートメンバーとかいるのか?」とか思っていたのです。
それでもって実際にライブを観たときに,アルバムのサウンドが その5人のメンバーだけでしっかり再現できていて,打ち込みも ありますが,曲まるままとかではなく,フレーズをサンプリングしたものとかで,つまり本当に生であのサウンドをつくっているので衝撃をうけたわけです。
もちろん,ギター三本ではなく,ピアノや(モジュラー)シンセ, もしくはエフェクタなどいろんな楽器に持ち代えて弾いてます。そしてその演奏が,半端じゃなくうまい…うまいといってもスマートなうまさじゃなく,なんというか荒らいけどうまいんですね。 radioheadの5人がライブでアルバム(迫力という点では越えてますが)の サウンドを構築していくのは,かっての初期のハードロックとかが 持つ構成美的なうまさではなく,もっと雑然とした,渾沌としたなかでしっかりサウンドをつくっていくってもので,「なんでこうなるの?」という驚きがあります。
というわけで,今回の放送を観て思ったのは,そういうはじめてライブを観たときの衝撃と同じものを再び感じたって いうものでした。 演奏自体の感想じゃなくて申し訳ないんですが(^^;), 「うぁ本当にこのサウンド,生演奏でつくってる」って感じで。
それとはじめてライブを観たときに,わたしがそれまで持っていたギターサウンドに対する,ある種の失望が 払拭された,あの感覚を思い出しました。ギターサウンドってまだこんなに可能性あるんだ…って思ったものでした。
ちなみにメンバーのインタビューは割とバンドつくってから今までの話でした。トムヨークって左目…どうかしてるんですかね?。 ほとんど瞬きしないのですが…。
あっ,それから演奏的にはやっぱりトムヨークがボーカルとは思えないくらい楽器を弾けているのがスゲーナァーとかとも 思いました。
コメント (2)
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サンプリングと音楽の可能性

2005-01-29 08:59:04 | 音楽・アート
一昨日ロックの話を書きましたが,実はその日ラジオを聴いていたら,リミックス…じゃないな,まぁ複数の曲をサンプリングして重ねたような曲の特集をやっていました。ビートとかフレーズを切ってループにした…という様なものじゃなくて,はっきりと原曲がわかるような奴で,しかも複数の全然違う曲とかをやってました。
まぁはっきり言うと「ここって笑うところですよね?」っていう感じがしないでもありません。ラジオの司会者も,ちょっとそういう感じで,つまりちゃんとした作品というよりはパロディ…という感じで紹介してました。
ちょっと話がそれますが,いま,仕事の関係で,複数の音声ファイルや,音楽ファイルを重ねてミックスするために,ACID Proというソフトをいじってるのですが,今のパソコンのパワーだと,複数のファイルをリアルタイムでピッチシフトして,他の曲とテンポやピッチを合わせることができるんですね。だったら,確かにどんな曲同士でもとりあえずピッチとテンポは合わせられますね。技術(というかマシンパワー)の変化を感じるなぁ…。
で,戻るとそんな感じで,ほんの数時間パソコンを触っただけで,既存の曲から合成して曲(?)をつくれるような世の中になっているわけです。一昨日書いたように現在の日本の音楽は,比較的アレンジが凝ったものが主流になってるように感じますが,既存の曲を切り張りすると(センスは必要であるものの)演奏力がなくても,そこそこに豊富な音が入った音(「曲」と言えるかは疑問)はつくれるわけです。
で,そういうのが素人の遊びかというと,上記のようにラジオで紹介,…てことはCDになっていたりするわけです。
ただ,そういう曲を聴いていて思ったのは,複数の曲をミックスしてるので,どの曲も「混然」とした感じがします。シンプルとかすっきりした曲にはなかなかならない…。足し算で音をつくってますから…。
…で,話をいきなり絵の話に飛ばすと,絵画…というのが「芸術」になったのはルネッサンス以降で,それ以前は工芸品でした。印象派のあたりから芸術運動としての絵画が生まれてるんですが,その後抽象画の登場で大きく絵画は変化しました。ピカソやダリの時代には多くの抽象画家が登場し,あらゆる可能性が試されましたが,それはその時代の人が優秀だった…というだけではなく,実はその時代に「写真」というのが登場し発展した…からです。写真の登場以前には画家の価値の中に「正確に描ける」というのが結構あったらしいのですが,写真の登場でその価値が暴落した…,それで,抽象性への模索がはじまったのでしょう。つまり価値観とか概念の転換があったから,多くの可能性が試されたのでしょう。
…というわけで,音楽の話に戻すと,同じようなことが今後起きないか?…ということです。西洋ではルネッサンスで音楽も宗教音楽や宮廷音楽…から単独の芸術へ昇華されました。そしていま,既製の音楽の断片から音楽(らしきもの)をつくるのは,比較的簡単に出来るようになりました。そうしたら,そういうのでは出来ない,なにか新しい可能性が生まれるのではないか?。ちょっとそういう期待を感じてしまいました。もしかしたら,すでに萌芽が出てるのかも知れませんが…。いまとは違う何かが生まれるんじゃないか…というか,今のままじゃないよな…という気がしたのです。
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ロック

2005-01-27 09:03:18 | 音楽・アート
ラジオを聴いていてふと 思ったのですが,現在はテクニカルな曲が売れるフェーズに 入っているのでは?…という事です。
わたしは売れる曲というのは,アマチュアでも簡単にコピーできる様な 曲が売れる時期がまずあって,それがだんだんアレンジとかが こってきて難しい曲の方に移行していて…,それがかなり行くと 今度は先祖帰りというかまた簡単な曲が売れる時期が来る…という サイクルになっていると思ってるのですが,最近売れてる曲を 聴くと,かなりアレンジ能力が必要な曲が増えてる気がします。
ちなみにそういうサイクルを踏む…と思い出したのは,ニューミュージック ブームからだんだんアレンジが複雑になっていき,バブルのころに 行き着いたか?…と思ったら平成バンドブームでリセットがかかったのを 見てからです。数年前にまたしばらくわりとアマチュアっぽい 編成のバンドが増えてるな…と思っていたら,最近はまた結構 アレンジが凝ってますね…。とはいえ,最近は人の作品を切り取って ペタペタ張り合わせて曲にしているケースもあるので,そうなると 本当にアレンジ能力が必要な曲になっているか?…っていうのは 良くわからないのですが:-p…。
ところで,そういう状況において,椎名林檎の東京事変は結構 おもしろいです。先日CD買いましたが,最初東京事変を組んだときに 「なぜ?」と思っていたのですがCD聴いて納得しました。非常に 粗削りな音になっていて,バンドっぽいんですよね(^^;)。椎名林檎は アルバムを2枚3枚…とつくってきていて,結構初期の荒々しさが 無くなって,ゲストアレンジャーとかを使って…となっていたのが, ここに来て,こうリセットかけられるのはさすがだなぁ…と 思いました。ギターの音とか汚くていいですね(笑)。 でもボーカルは聴きづらく何言ってるのか良くわからなくなりました:-)。
個人的には一見荒々しいようで妙に行儀が良い曲が増えてるような 気がするので,こういうやり方は歓迎します。
ロックっていうのは生まれてすでに40年以上経って,まぁさすがに 初期のものは違うけど,70年代以降のロックは現在かけても, そんなに現在のヒット曲と違和感が無く聞こえるような状態に なっている気がします。でもそんな中でやっぱり新しいサウンドというか 時代を反映したサウンドっていうのはそれなりに生まれてきていて, おもしろいなぁ…と思います。さらにジャズみたいに○○派…とかのような, 時代区分がないのも,意外におもしろいですね。いやロックファンは 区分してるのかも知れませんけどね…。でもジャズとかはしっかり年表が描けちゃうけど,ロックではそこまで無いような気がします。
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チャリティはブームだったりするのでなんとも…

2005-01-04 15:53:05 | 音楽・アート
英音楽界、津波被災者支援のチャリティー曲発表へ (ロイター)」というのを読んで結構な話だ…と思いつつ,80年代チャリティコンサートブームを思い出しました。
そう,チャリティはブームだったりするから気をつけないと…。イギリスって先日バンドエイドの再企画やったぱっかりだし。一時的なブームでありません様に…。
とはいえ日本なんって何もしないからもっと悪いとも言えるけど…。
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音楽の宇宙

2004-12-24 07:29:19 | 音楽・アート
昨日はほぼ一日自宅にいたわけですが,ちょっと前に買ったマイルスのワイト島のライブを頭から通して鑑賞。すばらしぃ。演奏もすばらしいのですが,キースがインタビューで結構喋ってるに感動…。まぁ考えてみたらキースって多弁らしいんですが,そういえば喋ってる映像ってほとんどみたことないんですよね。現在のライブではしゃべんないし(昔は客に説教してたらしいですが)。しかし,みんなマイルスの言葉を喋るときマイルスの物まねになるのがやたらおかしい…。おまえらふざけてるのかよ?…って感じですが,自然にそうなるんでしょう。
キースが「自分は音楽の宇宙に住まわせてもらっていて,そこで音を集めて音楽をつくらせてもらっている」…って感じのことを言っていて,それが彼の世界観って感じがしてとても良かったです。それにしてもミュージシャンって「宇宙」って言葉を良く使うようで,そういう心境なんだろうなぁ…と思いました。
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