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たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

最近の先行発売

2007-04-30 16:26:44 | 音楽・アート
先日…とある人気ミュージシャンの来日公演のチケットの先行販売開始がありました.

先行発売にもいろいろタイプがあるかも知れませんが,その日のは,ある期間(2,3日)に申し込むと抽選で当たれば席が買えるというもの.一般発売は来月ですので,先行にハズレれば一般を待つということになります.ちなみに先行発売の方が幾らか(300円程度?)高かったと思います.
どうもこのシステム…に納得が行かず,本当は行きたい公演だったのですが,申し込みませんでした.

先行発売というと前売りのさらに前売りということになります.前売りというのは当日発売よりも安いのが相場ですが,なぜ先行発売は高いのでしょう?.高い相場で申し込んでおきながら,なぜ抽選でハズレることがあるのでしょう?.
もちろん抽選にするのは申し込み期間の前半にオーダーが殺到してシステムが対応できないからでしょう.でもある意味システム負荷を分散させることにより,システムを安く上げることができるという売る側のメリットです.それから,あくまでも先行だから一般発売までにチケットが売り切れちゃうと問題なので,枠を設けてるというのもわかります.
でも一番納得できないのは,やぱり高いことです.需要があるから高く設定しても売れる…っていうのはわかりますが.でも売れ残ったら一般発売に回せるんですよね?.それは先行特典というよりは,売れ残るに従いだんだん値崩れを起こす…というようにも見えます.
確かに売れるうちは高く売って,売れ残ったら安くなるというのは,生鮮食品とかもそうであり,市場の原理的には正しいです.でも今まで前売りが安かったのは,公演前にチケットがある程度捌けているという保証が欲しかったからでしょう.ある意味売る方のリスクを減らすために前売り安売りだったのだと思います.
まぁ売れる切符はどんどん高く,売れない切符はどんどん安くってことなのでしょうが….市場原理なんでしょうけど,これまでの約束ごとからはハズレてきたように思います.

まぁーこういう公演チケットがより市場原理に従うようになった…ってことでしょうね.それがオークションでチケットが扱われるようになって主催者が一律料金で扱っても,結局は市場原理に従う様になるってことなんでしょうけど….
あと最近コンビニとかでチケット発券すると手数料とられたりするのもちょっと納得行かなかったりもする….
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NHKの音楽番組,椎名林檎

2007-03-16 17:00:35 | 音楽・アート
最近,NHKの音楽番組が妙におもしろいというか頑張っていて,先々週あたりは元ちとせのライブ,先週末は椎名林檎の特番,今週は小椋桂の番組をやってました。アンジェラアキのライブもやるはず。まぁNHKのライブ番組は以前から本格的で良かったのですけどね:-)。

小椋桂の番組も興味深いのですが,話は置いておいて,椎名林檎の方。
椎名林檎というと先日「平成風俗」という新譜を出してまぁ彼女のアルバムは全部買ってるから最初から買うつもりでしたが,椎名林檎自身による紹介を読んで,彼女のいう「お手軽じゃない音楽」とは何なんだろう?と思い買いました。
それに加えて,先日のNHKの特番。この番組のすごいのはアルバムの対になるような作りで,まるでアルバムに入りきらなかった様な曲まで演奏してる。つまり平成風俗には旧来の林檎の曲を新しいアレンジで演奏してる曲が何曲かあるのですが,番組でも従来のヒット曲を同じ編曲者(斎藤ネコ氏)によるアレンジで演奏してました。PVをどこかから持ってきて,流しているだけか?という気もしましたが,違いますよね?。インタビューとかもNHKのスタッフによるものだったし。
まぁそれはいいとして椎名林檎のいうお手軽じゃない音楽とは何だったのだろう?…という気はしたのですが,今回ストリングスやオーケストラアレンジで以前の曲をやってるのを聴いて,椎名林檎は同じ曲を違ったアレンジで何回も演奏する人だなぁと思いました。以前にもあったような。

彼女にとっては新曲を書くよりもアレンジを工夫するってことにいろいろポイントをおいているような気もします。

ところで,インタビューを聞いてると,彼女は頭が物凄くいいんだけど,頭がいいゆえに,非常に控え目になってるという印象を受けます。以前のインタビューでも思ったのですが,相手に合わせるというかサービスをしてしまうというか,自分をあまり出さないというか…。…というわけで,今回も「相手に合わせて適当に答えてしまう」って本人も言っていて,じゃぁもしかして最初にリンクしたインタビューも,口からデマカセかも知れないってわけですね(苦笑)。
まぁでも,不思議な知性を感じる人です。あと,自分が女性であるってことを妙に屈折した受け入れ方をしてる人だなぁ…とは思いました。自覚してるけど,開き直ってるわけでも媚びてるわけでも自虐的でもない…というか…。女性であることだけじゃないか…。なんとなく自分が自分であることにたいして,そういう感じというか…。
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著作権料の取り方

2007-02-06 22:22:58 | 音楽・アート
昨日の話を書いたあとにちょっと考えました。
著作権の話はいろんな立場で関わる人がいて,昨日書いたようなケースの場合,関わる人というのは,著作者(作曲家),著作権管理者(JASRAC),店舗(レストラン),演奏者,リスナー(客)がいるわけです。あとレコード会社とかもいるんでしょうけど,ちょっとリスナーの感覚で書きます。

昨日取り上げた裁判の争点で,「ライブの演奏は店は関与してない」というのがあったり,「楽器が著作権管理曲を人は限らない」というのもあって,要は線引きが難しいので取れないでしょ?…っていう感じが店舗側にはしました。で,それが崩されたので,昨日取り上げたような判決になってるわけです。
厳密な線引きが難しくてもピックアップによるだいたいの割合は計算できるわけです。だいたいネットで監視できるってことは厳密に計算も出来ないわけでもありません。
ちょっとウヤムヤだから払わずに済む…って言うような逃げを感じたのですが,一方で音楽ファンとしては「ちゃんとミュージシャンのところにお金が行くのであれば,払ってもいいのでは?」という思いもあります。JASCRAC批判をする人の中には,その使用料がきちんと作曲家へ行っているのか?という疑いもあります。何十万枚も売れてる曲ならともかく,マイナーな曲が数回店でかけたり演奏した使用料がちゃんと作曲家に行ってるのか?とか海外のミュージシャンにお金がちゃんと行っているのか実感できないと。ラジオとかも抽出で算出してるわけで,めったにかからない曲は無かったことになってる可能性もあります。だったら支払った使用料はJASRACやレコード会社の収入や,大作曲家への配当(?)にはなっていても,その他のミュージシャンの収入になっているのかと。
ですから,じゃぁ店舗とかラジオとかでかけた曲を一曲も漏らさずリストアップして,きちんと支払ってます…っていう風にしたら,リスナーは店舗よりもJASRACの方の味方をするのではないでしょうか?。もちろん途中で中間管理料を取るはずですが,それも鏡張りにして公開してと…。
昔はそんなことは技術的に不可能だった…っていうでしょうが,今はやろうと思えばやれます。もちろんライブに関してはミュージシャンの協力が必要ですが,それで自分にもすこしはお金が戻ってくる場合もあるわけですし,好きな曲の作曲家にお金が行く実感もあるわけですし。
もちろんそんなことをやってもJASRACの手間が増えるだけで,収入は増えません。だれの曲でもJASRACに入る値段は一緒ですから:-p。そんなことをするより店舗を訴える手間をかけた方がJASRACは儲かる。でもリスナーや店舗は同じ著作権使用料を払うのであれば,そういう手間をかけて逆にきちんとJASRACに払ったお金の流れをチェックできた方が納得できる気がします。

もちろん,JASRACとミュージシャンの契約がそうなってないと思うので,そこから問題にしないといけないとは思いますが…。
まぁ物凄い手間がかかるので難しいとは思いますが。
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JASRACがレストランを訴えた内容

2007-02-03 21:55:28 | 音楽・アート
JASRACがレストランのピアノを将来著作権侵害行為をするかもと撤去…と提訴したというニュース。どうもソースがこれしかなくて,ネット上のニュースにも挙がってないので真偽のほどが良くわからないのですが…。
本当だったらひどい話です。どんな曲を演奏してるかをネットでチェックできるようにしたのに,将来演奏するかも知れないから…っていう理由が成り立つのであれば,公共空間にある楽器はすべて撤去しなくてはいけなくなるのでは?。学校にあるピアノだってその理屈は適用できるし。


…という内容を実は先に書いていたのですが,その後判決文を教えて頂いたので,読んでみました。とはいえ,70ページ以上もあり,全部読むのは大変なので,かなり斜め読みしてます。重要な部分を読み落してる可能性もあるので,全部を信じないでください。

とはいえ,この判決文から受ける印象と新聞の記事とは結構異なることがわかりました。

JASRACのやり方には賛同できない部分があるのですが,それにしてもこの裁判の中でそもそも「著作管理曲を演奏してるか?」ということ自体を争っており,実際に演奏してるという結論ですから,「演奏してないのに将来演奏するから撤去する」ということにはなりません。あくまでも「現状演奏してるし,将来も演奏する可能性があるから撤去する」ってことになります。
それから,争点がいくつかあるうちのレストランの主張で引っ掛かるのが,ライブ演奏は演奏者が曲を選んで演奏してるし,チャージはお店が回収するけど演奏者に全額渡してるので,著作権侵害してるのはお店じゃないという点です。裏を返せば,「演奏者が侵害してるので知らない。訴えるなら演奏者を訴えればいい」という風に取れます。うーん,これはどうなんでしょう?。判決は「店がライブ演奏を売りにしてる以上,店の営利目的であるし,主体である」という結論になってますが,それはそうなんではないでしょうか?。

というわけで,新聞に書いてあった「ネットで監視できるし,著作管理曲を演奏してない」というのはあくまでもライブ以外の営業についての様です。で,結論はそうじゃないくて「ライブもやってるのもお店の責任でしょ?」ってことのよう。
というわけで,なんとも難しいなぁ。新聞も過剰に書いてるし,レストランの主張も無理がある。でも,JASRACのやり方にもすなおには賛同できない…ということで,なんともわたし的にはすっきりしない判決文でした。

ところで判決文を読んでいて知ったのが,「営利目的でなければ,使用料を払わなくてもいい」ということ。そうなんだ…と。あと80席以上の店の場合,一曲140円払う必要があるっていうのも初めて知りました。これは…ちょっと高くないかなぁ…と思いました。まぁ80席…じゃなくて数百とかでも一緒なのかもしれませんが。
というわけで,今回の判決に関しては,裁判所の判断が変というより,争点の設定がちょっと変だなぁ…という印象です。ただ,そもそもJASRACの主張…というか,そもそもそういう契約になってるのでしょうけど,飲食店やライブハウスでのレコード再生とライブ演奏に使用料をかけるのって無くしませんか?…ってダメなのかしら?。
もちろんパッケージの販売や録音物の配布とかに規制をかけるのは当然だと思うのですが。まぁあとレコード再生…ってなると,フィルムコンサートみたいなのとどこから線を引くか…っていう問題もありますけど,でもそこで再生することでパッケージ販売の障害になるとは考えにくいし,かえって宣伝になるだろうしとか思います。

まぁこの辺は,作曲者と聴衆と店舗と管理団体(JASRACとか)じゃどうあってほしい…っていうのは違うのでしょうけど。
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音楽マーケットと東アジアの近代化

2007-01-23 10:09:26 | 音楽・アート
去年だったと思いますが,今発売されているパットメセニーグループの最新のライブアルバムは韓国での公演を録画したものらしいです。買ってませんが…。このニュースを聞いたとき,これまでは日本はジャズの消費国の代表(つまりお得意様)だったのが,これからは韓国がそうなるのだろうか?…と思いました。ジャズはアメリカ発祥ですが,すでにアメリカよりヨーロッパや日本の方が効率よく稼げる(大きなハコに客が入るしギャラがいい)ってことで,夏のジャズフェスの時期とかはアメリカからミュージシャンが減り,ヨーロッパや日本に来ていた…というのは以前からよく言われてました。

海外のジャズやロックのライブアルバムに日本の公演が結構ある…っていうのは,日本の客質や開場や録音がいいというのもあるかも知れませんが,日本の購買者を意識してる…っていうのもあるのだと思います。やっぱり日本でのライブ盤をうれしくて買ってしまうというか…。
そういう風に考えると,最近,若干ジャズのライブ盤は日本公演が減ってるような気がするし,ヨーロッパはともかく韓国盤とかが出てきたのを知ると,かっての日本…が今は韓国とかになってるのかな?と感じるわけです。

一方で音楽の話ではありませんが,中国が韓国車をコピーってニュースを観ると,かって日本はヨーロッパやアメリカの製品をコピーして,それらの国の顰蹙を買った。ここしばらくは韓国とかが日本の製品をコピーしてる。そして今度は中国が韓国を…っと,なんというか縁とというか(笑),まぁ歴史は繰り返すと…。かっての日本の位置が着実に韓国とか中国に移っていっていると…。
そう思うとジャズとか西洋音楽の消費国もそのうち中国とかになって,日本には主要ミュージシャンはあまり来なくなるのかも知れません。

一方で,先日e.s.t.のライブを観たときに,ドラムがYAMAHA製だったのを観て,日本は楽器メーカとしてもすでに一流で,そういう意味でいうと,韓国とか中国が海外のミュージシャンに楽器を愛用される…っていうのは,まだまだ時間がかかるんだろうなぁ…とか,韓国とかもそういうのを目指すんだろうか?…とかもとも思ってしまいました。

話が飛び散るのですが,見回してみると自分の生活空間にはほとんど日本製のものしかありません。海外製…特にオリジナルとしての西洋製のものはほとんどありません。家電,家具,衣類,鞄,楽器…とか…全部日本製です。PCのCPUくらいかな…,海外製じゃないとないのは…。
これらは,日本が海外の製品をコピーしまくった結果だと思います。日本はこれだけ西洋のものを輸入しなくても済む空間を作り上げました(食糧自給率は低いですが…)。それが近代化であり,その過程で西洋文化の消費地としての西洋音楽のマーケットが日本にあったとしたときに,これら全部を韓国とか中国とかも追体験するのか?,それとも全部はもう無理で,一部だけになるのか?,良くわかりません。
でも仮に全部をやられた場合,では,日本にはどういうオリジナルが残るのか?…ちょっと心配だったりもします。最後は音楽マーケットとしても見捨てられるという心配もあるかしら?(^^;)…。

えーっと,ちょっと話を広げすぎて息切れしたので,またこの話題は続きます。
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ギター

2006-10-01 10:29:04 | 音楽・アート
日本の中古ギターを海外の人が買いに来ているって話を聞いたので,最初日本に状態の良いビンテージギターが集まってる…って話かと思ったら,違って日本製のギターの品質がいいので買いに来てる…って話でした。

日本にはフェンダーとかギブソンのコピーギターがたくさんあるのだけど,それが,品質がいいと。オリジナルだと高いし,普通はコピーだと品質が悪いのが日本のはコピーだけど品質がいいし,安いので買いに来てると…。なるほど。
いや,自分がギターを始めた頃の事を思い出すんですが,当時は東海とかフェルナンデスとかグレコとかがコピーモデル出してましたが,カタログを観ると品質を売りにしてましたものね。当時で5万から10万くらいのラインナップがあって,同じレスポールでもグレードがあって10万くらいのモデルでは虎目メイプルで…って感じで。でアメリカ製のオリジナルを手にすると,意外に仕上げがいい加減だったりして,あれ?って思うこともありました。もっとも音はオリジナルの方が説得力あったりもするんですけどね:-p。
確かに引いて考えると,たかだかコピーモデルでなぜここまで品質にこだわるのか?と。品質にこだわるならオリジナルつくれよ…って感じでもあるのですが,
その辺が日本人の特異性なんでしょうな…。
今,自分の自宅を見ると…コピーモデルは持ってないですね。結局オリジナルモデルしか使わなくなってしまったのですが,そのオリジナルモデルにも,コピーによって向上した技術が使われているって事なんでしょうなぁ…。
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年寄のロック

2006-09-26 16:30:50 | 音楽・アート
嬬恋でのフォークコンサートを週末やっていたようで,NHKが妙に力を入れていて7時のニュースでまで紹介していたのは驚きました。それ宣伝だろう?…。
なんか3万人くらい入ったようで,大盛況…だったんでしょうね?。ウドーフェスに比べればたいしたものです。この差はなんなんだろう?。普段雑誌とかCDとかを買わない人が対象だったと思うのですが,どうやって宣伝したのでしょう?。NHKがやってたって事?。それに壮年向けだと思うけど旅行パックとかやってたのかなぁ…。

この手の「ん十年前を再現」みたいな音楽フェスはたまにあって最初はそれなりに盛況なんですが,何度もやるとだんだん客が来なくなるんですよね。当たり前といえば当たり前。でもなんか毎年のようにどこかでそんなのがあってる気がします。もちろん,それは今回のようなフォークじゃなくて,ロックだったりジャズだったりフュージョンだったり。
たまたまベストヒットUSAをまたやってることを知って見ていたら,敬老の日だったということもあり,古い音楽特集でした…って言ってもこの番組毎回何かしら古いビデオ流してるんじゃないですか?。しかし「敬老の日だから…」って言ってるの聞いて,壮年を通り越して老年かよ…って思いました。

さらに余談ですが,ブラり旅を見ていたら,歌声喫茶を再開しました…とかいうのもやっていて…。まぁ何と言うか,後ろ向きとは言わないけど,ノルタルジーに訴える音楽の話ばかりが目立つ事よ…と。若者は音楽を聴かないのか?とか思ったりもしますが,まぁきっと若者は違う時間帯の番組をみるのでしょう。深夜とかに音楽番組とかもあってるみたいだし。
でも,すっかりお年より向けの軽音楽の市場開拓が盛んになってますね。悪くはないけど,若い人が聴く音楽と境目なくつながってるのか?断絶があるのかは気になります。そして最初に書いたように,あまりイベントとして盛り上げすぎて,数回で廃れるよりは,継続可能な楽しみとして続いていくような「場」が出来ればいいように思うんだけど,どうなんでしょうねぇ…。もっともわたし自身は古い音楽も好きだけど,新しい音楽も好きで,あまりかたくなに新しい音楽はくだらない…という人きらいなんで…,そこがわたしの楽しめる場かどうかは良くわからないのですが…。
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ウドー・フェス

2006-08-03 11:35:45 | 音楽・アート
先々週の週末富士と泉大津でウドー・ミュージック・フェスティバルというのがあってました。その日わたし…何をしていたかというと,葉山でBBQしてました(^^;)。まぁ天気が悪かったみたいですね。

というわけで,ライブ自体に興味はあったものの,知人から誘われたイベントの方に行ってしまい,まぁしょうがないなぁ…と思っていたら,全然客がいなかったとのことで話題になってました。

なんつーか…,あらら…という感じ(^^;)…。
メンバーは物凄く豪華だと思うんですが,なんせターゲットはわたしよりちょっと上くらいの人じゃないか?…。そうなると,40代でだいたい家庭やちょっと大きめの子供達がいて,自分の楽しみでライブに行くのも難しいし,しかも郊外で野外というと,行きにくいよねぇ…と。そういうわけで,やっぱり他の夏休みイベントを断れなかったり,家族の目もあったりで気になるけど行けなかった…って人が多かったのかしら?…。
というのもあるんですが,どうもこのイベント…プロモーションにも本気が感じられませんでした。わたしがこのイベントのTVCMを観たのはU局だけで,キー局では全然見掛けない。若い音楽好きの人なら音楽番組が多いU局も見るでしょうが,このライブのターゲットはどう見ても,普段はニュースやスポーツを見てるおじさんでしょうから,無理してでもキー局でCMを流すべきだし,更に1時間か2時間枠を買って特集でもやった方が良かったのでは?…とか思います。
いずれにせよ,この客の入りようだと,来年は無いよね…って感じだし,いったいどれくらい赤字を出したんだろう?,出演ミュージシャンはギャラはもらったのだろうけど,いい感じしないよね…と思いました。まぁ実際,毎夏いろんなイベントがあってるだろうけど,行ってみたら悲惨…っていうものは結構多いんだろうけど…。印象でいうと,数年続いているイベントでも基本的に規模が縮小してるものが多くて,どんどんイベント規模が大きくなってる音楽イベントって今はあまり聞かないなぁ…と思います。
とういわけで,なウドーのフェスティバル無理していっても良かったのか?…と思いましたが,まぁ後の祭。今後これがどう語られていくのか気になります(^^;)…。
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モーツァルトの効用

2006-06-01 14:49:21 | 音楽・アート
先週のためしてガッテンはモーツァルトの話で,どういう話をするかと見ていたら,ちょっとがっかり。冒頭でモーツァルトの音楽を聴かせたらカイワレが良く育つとか,モーツァルトの音楽に不思議な力がある…って取れるようにやっておきながら,その後はモーツァルトの音楽が主要三和音(I,IV,Vってやつね)のみで出来ている…っていう構造の紹介,更に主要三和音(というかドミソ)が増五度和音(ドミソ#)に比べ遠くまで音が届く…って話をしてました。
いずれも事実ですが,あれじゃぁ主要三和音で出来てるから,モーツァルトの音楽には不思議な力がある…っていう風にとる人がいそうです。主要三和音のみで出来てることは,不思議な力があることに対して,必要条件であることすら証明されてないと思うのですが,なんかあんまりだと…。
…で,その番組については,おいておいてもう一つ別のラジオを聴いていたらモーツァルトの音楽をかけたら作業の効率が上がったとか言う話をやってました。なんというか,すごいな…と。

わたしはモーツァルトの音楽にそういう効果があることに対しては積極的に否定するつもりはありません。「あるかも」と思ってます。ただモーツァルトの音楽にだけあるというと,そうじゃないだろう…と思います。音楽にはそれぞれ力があると思うし,音楽の種類によって力の中身は違うとも思います。
植物に対する効果は良くわからないので,置いておくとして人間に対する効果は心理的なものなので,そりゃーあるでしょう…と思います。実際無音状態や雑音だらけの場所で作業をするより,音楽のような秩序のある音を聴いていた方がストレスが減ったり仕事の能率が上がるとは考えられます。しかしじゃぁどんな音楽でも良いか?というと,ある人に良い音楽が他の人に良いとは限らない。テクノで癒される人もいればダメな人もいるし,ジャズとかもそうでしょう。あとまぁ歌付きはだめ…っていうのはわかります。

で,なぜモーツァルトが使われて効果を出すかというと,モーツァルトの音楽は現代日本人(および西洋人)が持ってる音楽感覚の根本に位置する要素をたくさん含んでいるからではないでしょうか?。つまり西洋音楽や現代日本音楽はいずれもモーツァルトの延長線上にあると。
つまり言い方を変えると一番「無難」な音楽として使われているのではないか?と気がします。
とか書くと,怒るファンがいそうですが,すべての人に無難…っていうのもすごいことだと思いますよ:-p。

まぁ,わたしが言いたいのは,こういうような考察をせず,モーツァルトの音楽で実験したら効果が出た…という内容ばかりがどんどん出てきて,だんだん「モーツァルト」が一人歩きしてるように思います。もう既に音楽じゃなくて,薬や信仰の対象のように扱われてる…。いい音楽かどうかじゃ無くて,「効く」から聞かれている…と。これってモーツァルトファンにとっても不幸じゃないですか?…って気がしたりします。
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アニメソング

2006-05-15 16:07:17 | 音楽・アート
先日,ゴールデンウィーク中に録画していた番組を鑑賞しました。BSアニメ夜話で,ヤッターマン。懐かしいなぁ…。
一つ嬉しかったのが,タイムボカンシリーズの主題歌・挿入歌を作ってらした山本正之氏が出演したこと。この人「燃えよドラゴンズ」とか「名古屋はええよ!やっとかめ」とかもつくった人で,物凄く作風がしっかりしてるんですが,それでもちゃんとアニメソングもしてました。アニメソングに必要なのは「元気が出ること」とか言っていたような…。
わたしはアニメは今でも見てますが,アニメ関連のCDとかはめったに買いません。でも日曜に珍しく,それ関連のCDを二枚買って聴きました。先日まで日曜の朝やっていた作品の主題歌集。それと,アニメやゲームの主題歌を良く歌ってる歌手のベストアルバムの二枚。前者は多くの人が見る時間帯で,メディアミックスをしてるので,アニメソングというよりも,普通のJ-Popシンガーが3ヶ月後とに入れ替わって…という感じ。後者は深夜とかのアニメファン向けの作品を歌うことが多い人なので,いかにもアニメソング…という感じの曲。
ちょっと思ったのが,番組と関係なくタイアップでやる曲と,一方アニメファン向けに極端にそれっぽく歌った曲に,極端に二分されてしまってるなぁ…と。まぁタイアップはアニメに限らず,ドラマとかでもやってるけど,作品の世界をちゃんと描いているか?という意味では疑問。アニメファン向けのアニメソングは,作品にはあってるけど,音楽としては使い古されたスタイルだったりして,単独の曲として魅力的か?…と言われると疑問。もっとも今回買った人の歌は聴いていて元気が出るような曲が多い人なので買ったのですけどね…。でもアレンジとか聴くと古いよなぁ…と。
でも一方でアニメソングとして曲を作ると,変に新しいこととかを試みず,割りきってそれっぽい曲としてつくれるのだろうなぁ…とは思いました。それでいて,作家性もだせるわけだし。
ただ,コアなファン向けの深夜にアニメらしい歌が流れていて,昼や夕方の少年少女が見る時間の作品が,子供が歌いやすいわけではない,普通のJ-Pop(しかも最近だとヒップホップとか)が使われてるのは,ちょっと皮肉だよなぁ…と思いました。
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