京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤ後の生活を綴っていきます。
日本ぶらり旅や、京都のおいしいお店、海外旅行にも行けたらいいけど。。

南座 歌舞伎教室 

2022-06-28 01:04:30 | 美術館・観劇・映画・スポーツ

5月12日
南座 歌舞伎鑑賞教室へ 

少し戻って5月12日。
この日は、友人に誘われて南座 歌舞伎鑑賞教室に
行ってきました。友人とのお出掛けも、何年ぶりだろう。。

南座の歌舞伎鑑賞教室、
今年は7年ぶりの開催なのだそうです。

京都府出身の狂言師茂山逸平(しげやま・いっぺい)さん
兵庫県出身上方歌舞伎の片岡千壽(かたおか・せんじゅ)
大阪府出身上方歌舞伎の上村吉太朗(かみむら・きちたろう)
さんが出演。

分かりやすい演目と、ユーモアあふれる解説で
歌舞伎の世界にいざなってくれます。

(写真はHPよりお借りしています。)
(左から)茂山逸平、片岡千壽、上村吉太朗さん

南座舞台

さて、日本最古の歴史をもつ劇場、京都川端四条の南座。
平成30年11月にリニュアルされ、新しい歴史の幕を開けました。

外観・内装デザインはそのままに耐震化工事が行われ
最新の設備機器を備え、照明もオールLED化されたそうです。

開幕前だけ写真を撮ることができました。
美しく重厚、でも最新式の南座なんですね。

この雰囲気、お客さんの方も背筋がピンと伸びます。

私達は2階席だったのですが、1階席は学生さんでいっぱい。
地元の高校生や修学旅行生さん達ですね。
若い時から、日本古来の古典芸能に触れるのはいいですよね~。

天井を見ると、これまた豪華な折り上げ格天井。

南座の特徴である破風屋根付き舞台。
これは、舞台以外が屋外だったかつての芝居小屋を
受け継いでいるそうですよ。



芝居の幕開きと終幕に使われる定式幕は、
黒、柿色、萌葱(もえぎ)色の三色。
歌舞伎と言えばこの色の幕ですね。

舞台に続く花道は総ひのき造り。
演目によって表面がかわるそうですよ。

さて、いよいよ、開幕のようです~。

歌舞伎鑑賞教室

歌舞伎鑑賞教室は、一部と二部に分かれ、
一部では、茂山逸平さんが能・狂言と歌舞伎の違いや
歌舞伎の見方のお話を。

能・狂言の大成は室町時代、武家社会で正式な音楽「式楽」として扱われ、
きわめて格式高いものだったそうです。
織田信長や豊臣秀吉、徳川家康も、たしなんだと言われています。

能の演目の多くは「平家物語」や「今昔物語」など、
室町時代に庶民の間で人気があった古典が題材となっています。

それに対して、歌舞伎は江戸時代の大衆向け芸能で、
歌舞伎の演目は、江戸時代の庶民の生活が題材の「世話物」や「時代物」、
「曽根崎心中」や「四谷怪談」「仮名手本忠臣蔵」や「義経千本桜」
などが有名なのだそう。

また、能は、お化粧をせず能面を付けますが、
歌舞伎は独特のメイクをしますよね。

知ってそうで知らない話、狂言・能と歌舞伎の違いのお話しは
面白かったです。

二部は、「義経千本桜」の名シーン「吉野山」

静御前を勤める片岡千壽、佐藤忠信(源九郎狐との二役)を
勤める上村吉太朗、
片岡千壽さんの女性よりも女性らしいしなやかな動き、
上村吉太朗さんの忠信と子狐とのギャップ感、
さすが~と思ってみていました。

花道の舞台寄りの七三にある小型のセリ(すっぽん)は
人ではなく亡霊や妖怪、動物の精が現れたり消えたりするのに
使われるそうで、子狐が飛び出してなるほど。。と納得でした。

せっかく京都にいるんだから、
本格的な歌舞伎もみてみたいな~と思いました。
年末の顔見世に一度は行ってみたいなと思っていますが
なかなか行けずに終わっています。
今年こそは行けたらいいのですが。。

 

スイーツとお昼ごはんに続きます。

最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。

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