晩秋、暮秋、惜秋、霜秋・・・この時期によく出てくる言葉は『晩秋』だが、秋が暮れていく『暮秋』もなかなか好い。ただ『暮秋』は募集と同音異義語。話し言葉ではない。
秋を惜しむという『惜秋』は漢字で書けばすぐわかるが、馴染みという点では話し言葉としては解り難い。『霜秋』も同様。
あちこちで『晩秋』の佇まいが眼に入って来る。
ブログを閲覧していても、美しい紅葉の風景が各地から伝わって来て興味深い。
タイトルに『惜秋』を使ったのは、秋の景色として今がイチバン美しく、ずっとこのまま紅葉が続いていたらなぁ〜と思ったから。
きのうも学生時代の友人が東京からやって来て、深山渓谷の紅葉がきれいだと感動していた。 大都会の中心部ではなかなか味わうことが出来ない、人の少ない地方独特の紅葉を嬉しそうに眺め、それが日没前と重なり、ゆく秋をオーバーに強調することになったのかもしれない。
また、私もいろいろな紅葉風景を撮っていて、今年は特に、“ずっとこのままで・・・”という気持ちが強く、ゆく秋を惜しむ光景とオーバーラップしたのかもしれない。
残り2日となった令和最初の11月はあっという間に過ぎて行こうとしている。
ゆく秋を惜しむという『惜秋』ということばがぴったりのここ数日だ。
秋の紅葉はちょっぴりセンチメンタルな気分にさせる力も併せ持っていることを強く感じる日々だ。。。。
それにしても今朝の急激な冷え込み、みぞれ混じりの雨には驚かされました。