昨日までの強風は治まり、晴れ間が少し少なく感じる穏やかな日曜日朝だ。
今は缶ビールが主流になってきたので、ビール瓶を洗うブラシはあまりみかけなくなっているが、上の写真は赤い部分が、洗瓶するブラシに大変よく似ている。
花槙(はなまき)の別名は“ブラシの木”。毎年、初夏の陽気に新緑が美しく映える頃、木全体に赤いブラシが登場する。
今年は去年に比べて少しだけ開花(ブラシ出現)が遅かったが、ことしもグリーンとレッドのコントラストが美しい『花槙』の木を見ることが出来る。
枝の先っぽには、小さな実がたくさん付き、小さい実が弾けて赤いブラシが出現する。
この木を知ったのは5~6年前のこと。散歩中、庭の手入れをしていた奥様に、珍しいので聞いてみると、『花槙』というけど、ブラシに似ているから『ブラシの木』と覚えるといいねぇ~と仰り、分かりやすく教えてくれた。
齢をとると記憶力にも限界が見えてくる。このような名前の教え方だと、記憶に残る。数ある植物の名前を記憶に残していく一つの方法だと思った。
『庭木図鑑 植木ペディア』によると、長く伸びる赤いブラシの毛は雄しべとのこと。
ブラシ全体の長さは10センチ程あった。
ブラシ全体の長さは10センチ程あった。