立川雲黒斎家元勝手居士(たてかわうんこくさいいえもとかってこじ)。本人が生前付けていた戒名だ。
とにかく痛快、とにかく破天荒、とにかく歯切れが良い、落語が上手い。落語界の風雲児とも言われた立川談志さんが亡くなった。
『笑点』(日テレ系日曜夕方)の企画をテレビ局に出し、初代の司会者として、テレビ草創期の笑いを提供してくれていた。私の若い時代の尊敬できる精力的な落語家だった。
また、参院選挙で当選、70年代前半には国会議員として活躍もした。
夕方や夜のテレビニュースでは逝去の報を本人の映像を交えながら時間を長くして伝えていたが、今の若手芸人と比較して比べものにならない迫力だ。
75歳で、かえらぬ人となってしまった。ご冥福を祈る。