高校野球は春のセンバツ、夏の選手権、秋の国体、明治神宮大会と全国大会があり、中でも注目は夏の甲子園大会
大きく分けて国民の興味がサッカーと野球に集中傾向のなか、今年は東日本大震災被災者に頑張ろうとメッセージを込めた大会になっている。
そして、この大会は期間中に終戦記念日をはさみ、毎年のことながら少しずつ球趣が盛り上がっていく。
きょうは開会式が行われ、憧れの甲子園球場のグラウンドに足を踏み入れた高校野球球児たちは、郷土の代表としての誇りを胸に元気な入場行進をしていた。
高校生が開会式の司会を務めることになってからもう10年近く経つが、年々グラウンドにマッチするサウンドと進行となってきたといえる。
また、選手宣誓は昔ながらのコメントではなく、毎年変化があって興味深いが、大震災の早期復旧、復興、犠牲者への冥福などを織り込んだ内容で、開会式を引き締めた。
戦時中、戦後、大会が中止されたことはあったが、開会式で真新しいユニフォームに身を包んだ高校球児が芝生の上に勢揃いすると“平和だなぁ”と感じる一瞬がある。
大会初日の対戦で破れ、短い期間で甲子園球場グラウンドを後にする残念なチームがあれば、秋が近くなるまでの1か月近く、甲子園とお付き合いするチームもある。
毎年、球場内外ともに、暑さが試合で増幅される。
ひとつの白球を追って全力でプレイする高校球児にことしも大いに声援を送り、この期間だけでも気持ちを青春時代にプレイバックすることにしよう!