「新しい仕組みを始めたい・・・・」と発言することも結構です。
田中真紀子文科大臣は記者会見で、秋田公立美術大、岡崎女子大(愛知県)、札幌保健医療大の不認可決定の正当性を、とうとうと語ったという。
そして、いったん記者会見を終了した後、再び「肝心なことを言い忘れたと述べ、3大学の「再審査」の道を残し、事実上の2日の不認可発言を撤回したという。
“新しい仕組み”も“少子化時代の大学のあり方云々”も“大学の質向上を図りたい”というのも大切なことだが、発言がまったく支離滅裂としか言いようがない。
まぁ、支離滅裂というより、大臣としても議員としても発言の順序をまったく弁えていない。外務大臣時代に「伏魔殿」発言で物議を醸したが、今回の発言でも公に言っていいことも、省内で言うことも、個人レベルでいうことも全てがごちゃごちゃになってしまっている。
極端に言えば、このような人が大臣をやっているのは、マスコミとしては話題性に事欠かないので都合がよいかも知れないが、われわれ国民としては不愉快千万だ。
大学の質を向上させるということは大切なことだが・・・・それがきちんと一番先に発言出来ないことは、この大臣、ことばの使い方を一から学び直さないとよろしくないのでは・・・・・
つまり、それ自体が大臣としての的確性にかけるのだ。