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世襲

2012年11月19日 | Weblog

実際にしっかりきちんと数えたことはないのだが、自民党では世襲議員が4割以上を占めるという。

野田首相が、羽田元総理の長男雄一郎国土交通相の参議院から衆院長野県第2選挙区に鞍替えを認めないことで、再度クローズアップされている。

国会議員などの世襲は今に始まったことではないのだが、実際にしっかり経歴などを調べていると、私たちにとって、都合がよいことではない。ただ我が国は、親の仕事を継承し、代々、仕事を引き継いでいくことはともすると“美徳”のようにされてきた。

それは江戸時代の身分制度で武士は武士に、商家は商売人に・・・という超えにくい制度があったものが継続してきたことにも一つの原因があるのだろう。

国会議員だけ世襲は絶対に許されないというものではない。実際に医者は2世、3世と続く家系があり私の友人にも両親が歯科医師をしていて、本人も別な場所で歯科医院を開業している人もいる。また、会社に就職した後、10数年経って自宅の家業を継ぐため退職した人もいた。

職業選択の自由が保障されているこの時代、一国の総理大臣が“かっこつけて”一概に世襲を認めないということはないのだろうか。

世襲制の良し悪しは種々ある。ただ、認知症と言われながら引退する親(父)の意向もあって選挙区や議院を変わるというのは如何なものだろうか・・・。それを決めるのは有権者だと思う。

私たち有権者は、選挙制度や世襲候補についてもしっかり知っておかないと、この国の成長は鈍化していくことは確かだ。

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