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ベビーシッター問題

2014年03月19日 | Weblog

埼玉県富士見市のマンションでベビーシッターに預けられていた2歳の男児が遺体で見つかった事件で神奈川県警はベビーシッターの男を死体遺棄容疑で逮捕した。

けさのワイドショーでは、わが子の命を奪われた母親がインタビューに答えていた。涙ながらに話す姿から大都会の若い母親の苦悩が表れていたのだが、30年近く前に発生した“無認可保育所(託児所)での幼児死亡事件”とオーバーラップしていた。

公立や私立の保育所に入れられないで働く母親は、我が子を必要に迫られて無認可の保育所(託児所)などに預け、そこで事故に遭うケースが多く発生し社会問題になったのだが、今回のケースもそれに似たような無責任な個人営業の預かりで事故(事件)は起きた。

“個人シッター”といわれるベビーシッターは費用も安く、いわゆる小回りが利くシッターなので、急な場合などは便利なのだが、全くの素人がインターネットで個人経営を行っている場合もあり、危険性が潜んでいる場合が十分想定される。しかし、必要に迫られて子供を預けなくてはならない・・・場合は、大きなリスクを覚悟してということだ。

まして、今回は物袋容疑者が偽名を使っていたということも母親の話から判っている。以前に預けて怪我をして帰って来た愛児を見た母親は物袋容疑者と争ったということだ。

インターネットを利用して申し込み、リスクを覚悟して幼児を預かるよう依頼しなければならない母親たちの現状は分らないことはないが、全く見ず知らずの人に愛児を預ける危険性を十分理解していたのだろうか?

深夜、土・日など働く母親がどんどん増えている現状で、今後、このような悲劇を二度と発生させないためには、法的な整備も必要だろう。

厚生労働省はきょう、ベビーシッターを利用する際の留意点を発表した。このようなことは、事件が起きてからでは遅いのだが、参考まで。 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000040712.html (厚労省 報道資料)

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