きのうは公務員にボーナスが支給され、懐が暖かくなった方もいると思う。
ボーナスはもう久しくいただいていないため、その実感は大分薄れてきているが、一気にウン十万円またはウン百万円を手にすると、瞬間的に顔が緩んだのを懐かしく思い出す。
民間企業も既に支給されたところもあるようだが、この年末商戦は来春の消費税アップのためかなり活況を呈するのではないだろうか・・・。
ところで、きのう大分地裁がパート従業員にも正社員と同じ額の賞与を支払えと命じた。
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2013121001002510/1.htm (共同通信)
かなり画期的な判決だと思うが、裁判官は『業務内容は正社員と同じであり、賞与や休日の割り増し分の差別に合理的な理由はない』と判断したという。
正社員と同じ業務をしていて、差別が行われるのは会社の都合だ。この会社の雇用契約がどのようにされているのか、この記事では分かり難いが、今後、この判決が他社にどのような影響を与えるのだろうか?
組合などは臨時従業員を正規従業員にと訴えるところも少なくないため、判決が投げかけた影響は大きいはずだ。
ただ、記事の最後にある正社員と同等の待遇面要求について判決は「同じ待遇にするべきだとする法規定はない」として退けた・・・・となっている。
原告は約325万円を手にすることになれば、当面は懐が暖かくなるだろうなどと考えるのは、あまりにも発想がさもしいかもしれない。