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よくやった!済美ナイン!!

2013年04月03日 | Weblog

決勝戦のスコアは17対1の大差だったが、浦和学院(浦学)の集中打、小島投手のナイスピッチング、選抜ファイナルに相応しい一戦だった。

第85回記念選抜高校野球大会は、甲子園球場できょう決勝戦が行なわれ浦和学院が済美に勝ち初優勝を飾った。

前半、1点先制した済美は、安樂投手を中心にこれまで接戦を勝ち上がってきたが、自身初の3連投で疲れが見えた。それを見逃さず5回裏浦和学院は、斎藤、西川、小島が安樂の変化球に狙いを定め3連打で同点に。さすがに打力を誇る浦学の集中打は凄かった。この後も3番から6番が4連続タイムリーなどで打者12人、8安打7得点の猛攻、集中した強打で試合を自分たちのものにした。6回にも追加し9対1と大きくリード、中盤で試合を決めた。

今大会で152キロの最速を記録した済美安樂投手は昨日の高知戦の最終回あたりから蓄積した疲労が見え、きょうは強打の浦学打線をなんとかかわすピッチングをしていたが、やはり力尽きた。決勝までの5試合の投球数が772球。驚異的な球数だった。握力がかなり弱って来ていたに違いない。指先に力が入らなくなっていたのだろう。それでも精神力で力投を続けたが、それを見逃さず浦学打線に襲いかかられた。

安樂投手は2年生。187センチの長身から速球でぐいぐい押していくピッチングはきょうは見られなかった。疲れから集中打を浴び、思い通りの投球が出来なく途中で降板し、大敗して悔し涙を流していたが、インタビューで「真っすぐでは勝負できないと思い変化球を多くした。ギアを上げられなかったのは自分の力不足。また夏、このマウンドに戻って来たい」ときっぱりと述べ、次の目標をはっきり話して、涙が止まったという。

今年夏、来年春、来年夏とまだ3回もチャンスはある。準優勝の済美には、安樂投手を中心に、より打線強化を図り、よりチーム力も高めて、ぜひとも捲土重来を期してほしいものだ。

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