あと一歩、運にも恵まれなかった。
バンクーバーオリンピックモーグル女子予選、決勝で日本女子選手が大活躍だった。
特に、『残念』としか言えない上村愛子選手の滑り。しかし『おつかれさま!』といいたい。
今大会に賭ける上村選手は、気負いもなく平常心で大会に臨み、惜しくも、メダルにあと一歩、手が届かなかった。世界には、上には上がいるということを実感した。
ただ、これまで、世界7位、6位、5位と一段一段階段を登ってきた上村選手にとっては、メダルも夢ではないはずだった。しかし、0.75点の差で4位。メダルを逃した。
本人も、インタビューで涙をこらえきれず、笑顔の中に、満足しなければならないと自分に言い聞かせ、『自分のために頑張った。満足じゃない、ちょっと悔しい』と正直に答えていた。しかし、全力を出し切った爽やかな表情が印象的だった。
マスコミが『メダル・メダル』と騒ぐ中、コツコツと五輪めざし厳しいトレーニングを積み、わずかにメダルには届かなかったが、階段をひとつ上がったことを称えたい。
それにしても、8位になった村田選手は19歳。今後の活躍に注目したい。
出場した4人の選手全員が予選通過、決勝まで楽しませてくれた。
大きな拍手をおくりたい。