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よく歩き、よく眠り、そしてよく撮る毎日。生きてる限りは『フロンティアスピリット』で!いつまでも明るく元気に・・・

乾漆

2006年06月10日 | Weblog
「乾漆」ってご存知の方は少ないと思う。
Googleなどによると
乾 漆・・・麻布や和紙を糊漆で貼り重ねたものを素地とする技法。と記されている。

写真で見るとホンモノの味はなかなか味わえないが、実物では作家が丹精込めて作り上げた皿、オブジェ、蒔絵、菓子器、箸などいろいろなものが作品として出されていて深い味わい、『木目細かい』という以上の情熱がそれぞれの作品から出てくる。

県内出身で、現在、東京で活躍されているYNさんと先日食事をする機会に恵まれた。
すでに還暦を過ぎているのに、お元気そうな顔。若々しい服装。すっかり意気投合させていただき、最後はカラオケで楽しい一夜となった。

そもそも、私と『漆器』との出会いは50年近く前に遡る。祭りや正月などのイベントをはじめ、自宅での冠婚葬祭の際、お盆や椀、皿などの食器を中心に多かった。しかし、近頃はその機会も少なくなっている。親戚や家族が所謂“家”に集うということが少なくなり、ホテルや飲食店などで会合を済ませることが多いからだ。

半世紀を過ぎ、日本の古きよき時代の慣習は、生活の西洋化とともに、食器なども大きく変化してきている。

つまり、実家の押入れにしまっている漆器類に出会うことは少なくなってきた。。。

しかし、日本には日本古来のよき風習や慣習があるはずで、なにもかも西洋化してしまうことには少し抵抗がある。
コメント
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