希望の春
2023-03-23 | 日記
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/96/b483679a0931ec9d4966879a0cb4baf4.jpg)
この暖かい一週間で、大沼の湖氷は全面融解しました。
例年よりだいぶ早いです。
小屋の前の小道も懐かしい土が現れました。
こうなると、できるだけ早く車のタイヤを交換しなければなりません。
冬タイヤは雪上を走るために軟らかいゴムを使っています。
それゆえ、アスファルトの道を走るとすぐにすり減ってしまいます。
物置から夏タイヤを引っ張り出して、ジャッキで上げて一本ずつ
交換する作業はけっこう面倒なものです。
それでも昔に比べたら、今はずいぶんらくになりました。
スタッドレスタイヤがなかったころは、いちいちタイヤチェーンを
脱着しましたし、ラジエターの不凍液を交換したり、雪用ワイパー
もなかったから、ウィンドウが凍るとよく壊れました。
懐かしい想い出です。
雪解けあとに現れた去年の落ち葉を押しのけて、スイセンの
集団が飛び出してきました。
若々しい緑色で元気いっぱいに。
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この春の自身の食生活改善運動として、毎日食べるフランスパンを
ライ麦パンに変えていこうと計画しています。
もともと、フワフワのやわらかい食パンよりも歯ごたえのある
硬いパンが好みでした。
なかでもライ麦パンの重く詰まった食感と、ちょっと酸っぱい味が
好きでよく食べていました。
しかしこの山奥の周辺では、ライ麦パンを置いているお店は
ありません。
ずいぶん遠くまでいってやっと見つけたことはあるのですが、
値段がかなり高くてとても毎日食べることなどできません。
それじゃなくても、エンゲル係数が高いのですから。
そんなとき、ホームベーカリーでライ麦粉さえ入手すれば自分で
作れることがわかりました。
ところがこのライ麦粉が国産されていなかったのです。
それゆえ、輸入のものは普通の強力粉の五倍もの価格で売られて
いました。
「はぁ~こりゃ~ダメだ」とライ麦パンを諦め、硬い食感だけを
求めてフランスパンを作ることにしました。
そして今日にいたったのです。
ところが最近NHKのニュースで、北海道の酪農家が牛の飼育の餌の
価格が急騰して経営危機に陥ってしまい、試行錯誤のうえ自分の畑で
育てたライ麦を餌とすれば充分代替できることがわかったそう
なのです。
ライ麦は寒冷な北海道でも問題なく生育するし、それほど手間も
かからないというのです。
そして今後ライ麦栽培をどんどん広げて、餌代の高騰の切り札にして
いこうとのことでした。
これを聴いて自分の心にパッと希望の灯がともりました。
そして北海道のライ麦栽培農家を調べてみると、すでに何軒か
ありました。
牛用だけではなく、人間用もあり値段もかなり下がっていました。
強力粉の二倍ぐらいのもありましたから、これなら自分にも買え
るでしょう。
そんなわけで、この春やっと念願の食生活改善が実現しそうなのです。
なんと希望的なことでしょう。
やはり人間は「食」がいちばんですね。
明日、24日はもう彼岸明けです。
いよいよ森も本格的な春に入ります。
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