森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

花の森がきた

2022-04-12 | 日記


 この数日、急に気温が上昇しています。
 今日も20℃を超えたようです。
 おかげで森はすっかり雪が解けて、この小屋の回りも北側に少し残る程度に
 なりました。
 近くの町を通ったのですが、道路はもちろん畑にも雪はまったく見られま
 せん。
 気温が高いせいか、ぼんやりした空気が漂っていました。

 駒ケ岳にはまだまだ雪が残っています。
 赤い屋根の建物は、この地区の一つの中学校と三つの小学校を統廃合して
 つくった小中一貫校です。
 ここで義務教育の九年間を同じ仲間で学べるのですから、楽しいことですね。
 今は全国的に子どもの数が減少し続けていますから、廃校のニュースは
 しょっちゅう聞きます。
 四校統合したこの学校においても、生徒数は百名を超えるほどのようです。
 この先、さらに他の学校も統合されてくるのかもしれませんね。
 しかし、逆に少人数で密度の高い教育ができるのであれば、それもまた
 良い結果といえます。
 お子たちの人生のいちばん大切な人格形成の時期を、この自然環境で過ご
 せるのはすばらしいことだと思います。



 たぶん今期最後のオオハクチョウ旅団だと思われます。
 本州のどこかの湖をシベリアへ向かって出発して、途中一休みしている
 ところです。
 ここに何日いるのかわかりませんが、できるだけ長くいてほしいもの
 です。
 白鳥の姿がまったく観られなくなると、湖はなんとも淋しくなり
 ますので。
 旅行は長い行程ですから、何度も休憩と食料補給をしながら飛行します。
 通常は目的地に到着するまで、20日~30日ほどかかるようです。
 今、ロシアは戦争の真っ最中ですが、シベリアあたりは影響がないので
 しょうね。
 戦争は一刻も早くやめてもらいたいです。


 
 オオハクチョウたちは帰っちゃったけれど、いっせいに花たちが咲き
 始めました。
 クロッカス、カタクリ・・・などなど、名前の知らない小さな花たちも、
 力強く去年の枯れ葉を押しのけて、笑顔を出してきました。
 


 花には人心を穏やかにする不思議な力があります。
 みんな争いごとをやめて、花を愛でましょう。
 

 
 
 
 

 
 
 

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