森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

冬の半分

2018-01-31 | 日記


 一月の最後の日は、薄曇りで時々陽の射す明るい朝です。
 ちょうど冬の半分といったところです。今が寒さの底でしょう。
 明日からは日毎に春に向かいます。



 冬至を過ぎてまだ十日もたたないのに、日が長くなっているのが分かります。
 冬の間は、毎日の景色の変わりようが激しいから、「今日はどんなかな~」と朝一番に窓
の外を眺めるのが楽しみです。

 さあ、森のみんな春に向かって張り切っていきましょう。


                              動(yurugi)
 

暖冬

2018-01-19 | 日記


 明日は大寒だというのに、妙に暖かいのです。
 先週ドカ雪があったけれど、心配したわりに早く終わってくれて、その後は穏やかな日
が続いています。

 沼の氷も一部が解けています。この時期にしては珍しいことです。



 モノトーンの世界の中で、唯一空が色彩を提供してくれます。なんともありがたい気持
ちになります。
 太古の信仰はこのようにして生まれたのでしょうね。
 
 その頃は、皆こんな森で助け合って暮らしていたのでしょう。それが偉い人、偉くない
人に分けられたきっかけはなんだったのでしょう。
 世界的には遠くから鉄器を持ってきた人が偉くなっている例が多いけれど、この国でも
そうだったのでしょうか。
 ず~っとず~っと休みなく偉そうにしていれば、本当に偉い人になれてしまう。とドス
トエフスキーさんは書いておられる。きっとそれをやった人もいたのでしょうね。

 さあ、あと十日ほどで如月に入ります。冬の折り返しです。春の夢でも見て過ごしましょう。


                                動(yurugi)


 
 

大雪

2018-01-12 | 日記


 昨日降り続いた雪は、今朝にはこれほどになっていました。
 今も絶え間なく降っているから、かなりの積雪になりそうです。
 いつまで続くのか、家のどの高さまでくるのか見当がつきません。
 こうなってしまうと万事休すです。もちろん今冬一番の大雪です。
 去年の11月12月は雪が少なく「こりゃ~楽な冬だなぁ~」などとあまい考えでいたの
でガッカリしています。

 「年寄りは用心深い」というけれど本当にそうなのでしょうか。台風で川が増水している
から「決して近寄らないでください」といわれると「よし!分かった」とばかりに確認しに行
って流されるのはいつもジイサンですよね。

 自分はどうだろう。晴れの日が2日も続けば「明日も晴れる」と思ってしまうし、大荒れ
が続いても「嵐は必ず終わるのだ」などと高を括っていつまでもじっとしている。ある種
の「幸せ者」なのか、あるいはは森の他のいきものに近くなっているのか、良く分かりませ
ん。

 さあ、大寒がくれば僅か二週間で立春になる。梅や早咲き桜の便りがきて、3月に入れば
急に陽射しが柔らかくなる。冬もアッという間に終わるのです。
 それにしても今日の雪どうなるのでしょう。


                              動(yurugi)