森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

雪解けが始まる

2022-02-28 | 日記


 昨日、今日と暖かい日が続いて、待望の雪解けが始まりました。
 向こう一週間の天気予報をみても雪マークはなく、朝晩は冷え込むものの、
 日中はプラス気温になっているので、順調に雪解けがすすむとおもわれます。
 そしていよいよ明日から春になります。
 
 これから1ヵ月かけて、徐々に雪が消えていきます。
 毎朝外のドアを開けて、積もった雪の高さが低くなっていることを確かめる
 のが、楽しみになります。

 外では、おもしろいことに木の根っこの部分から円く雪が解けていきます。
 朝露が枝から幹へおりてきて根元の雪を解かすのか、あるいは根にパワーが
 あってその熱で解かすのか、よくわかりません。
 雪解けの最初におこる現象です。



 今年もはや、2カ月が過ぎました。
 年初には、雪解けが始まるころにはコロナも収束して、明るい生活に戻れる
 ものと甘く考えていました。
 しかしまったくダメでした。
 それどころか、ヨーロッパで戦争が始まるなんて、もうメチャクチャです。
 
 身近な話でも、わりと近くにあるオシャレなホテルと併設のゴルフ場が、
 シンガポールの会社に買われてしまいました。
 全国のこの系列の観光施設は、ぜんぶこの会社が買ったそうです。
 バブル期に、大規模な環境破壊をしてつくり上げたものだっただけに、
 なんともいえない複雑な気持ちです。
 新しい会社はここをIR賭博場や、妙な施設にしないでほしいです。
 また、名門ブリジストンが会社の一部を分割して売りにだした、との報道
 もありました。
 
   春なのに~🎵 春なのに~🎵
 せっかく雪解けが始まって春を迎えるというのに、こんな淋しい話が毎日
 飛び込んできます。
 どうやら明日からは、不穏な春の幕開けのようです。
 でも、そんなことを気にしてもしかたがありません。
 残り時間をそんするだけです。
   ほ~ら🎵 足元をみてごらん それがあなたの歩む道~🎵
 ちょっと古い歌詞ですが、こんな感じでいくつもりです。



 
 
 
 
 

 
 

ハイエキ

2022-02-20 | 日記


 「ハイエキ」と聞いても、いったいなんのことかわかりません。
 じつは、ハイエキとは廃駅のことなのです。
 しかし廃駅と聞いても、どうなることなのか良くわかりません。
 簡単にいえば、駅に列車が停まらないということです。
 駅で列車が通過してしまうなら、乗客はどうなるんでしょう。
 どうしようもない、ということのようです。

 最近マスコミなどで、全国的に「ハイセン」という言葉を耳にするように
 なりました。
 ハイセンなら、廃線の意味なのだとすぐにわかります。
 近年、過疎地を走る鉄道は、沿線の人口減少と車の普及で採算割れをきたし、
 多くの路線が廃止となっています。
 鉄道会社も廃線には大変な決断が要るのでしょう。
 近隣の方々にとっては不便を強いられるのですから、これまた大変です。
 しかし、事業者としてはこの先まったく収益が見込めないのですから、
 しかたがない面もあると思われます。
 そして多くの場合はバス路線に転換していきます。

 しかし、廃駅はその後の手当てなど聞きません。
 ただ、列車が通り過ぎていくだけなのです。



 森の小屋からいちばん近いのがこの駅です。
 最寄り駅といっても、雪道を歩いたら小一時間はかかります。
 それでも駅舎が見えると、誰もいない無人駅とはわかっていても、ホット
 するものがあります。
 それなのに、それなのに、ここが今年廃駅になるのです。
 なんと淋しいことでしょう。
 JRによると、ここの廃駅なんて序の口で8年後には函館本線全線が廃線に
 なるとのことです。
 ですから支線であるこの鉄道なんか、その前にすっ飛んでしまうのでしょう。

 駅舎の窓辺に、近くの小学校の生徒が描いた最後のすばらしい絵が掲示され
 ていました。
 というのも、この駅舎の壁は生徒たちの描く絵の展示場、つまり駅舎ギャラリー
 になっていたのです。
 自分もそれを楽しみに来ていましたし、時々は感想をのべて励ますメモを残
 したりもしました。
 子どもたちは逞しいから、廃駅ぐらいでメゲることはないのでしょうが、
 ちょっとかわいそうな気がします。

 それにしても、遅くても8年後には全線廃線になるのは決まっていますから、
 もしバスが来なっかったらどうなるんでしょう。
 国は高齢者の免許返納を勧めているし、ド田舎でも税金はしっかり取ります。
 こうなりゃ馬を使うか、難民として街へでるか、さもなければ予定より早く
 お迎えに来てもらうしかないのでしょう。

 残すところ、一週間余りの二月です。
 希望の春は目前です。


 

 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 



 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

春待ち

2022-02-13 | 日記


  森は暖かい日が続いています。
 日中はプラス気温になることもあって、おかげで岸辺の氷が緩みはじめました。
 なんとかこの調子を保ってくれれば、たとえもう一度ぐらい寒波にみまわれた
 としても、このまま春に移行できそうです。
 そうなれば、今年はひどい寒波も大雪もなく、らく~な冬で終わります。
 嬉しいことです。
 


 白鳥やガン・カモたちは陽射しの中での~んびり昼寝をしたり、餌採りをしたり
 しています。
 やはり気温が上がると嬉しいのでしょう。

 アカゲラなどキツツキの仲間は、いつでもいる留鳥ですが、やはり暖かくなると
 動きが活発になります。
 日が照る日中は、そこかしこから大きなドラミングの音が聞こえてきます。



 今週末は「雨水」とのことですが、あまりなじみのない節気なので、ネットを見
 ると「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時季」で、2月19日から3月4日
 までだそうです。
 農作業をスタートさせる時季なのですが、雛人形をだして飾ると「良縁」に恵ま
 れるそうです。
 「良縁」・・・なんて良い響きの言葉でしょう。
 
 食べものに関しては何もありませんでしたから、何でも食べていいようですが、
 春を待つにふさわしい、華やかで上品な菓子などが良いのでしょうね。

 残るところ2週間余りとなった今年の冬です。
 油断せずに過ごしましょう。


 


 
 

ギャラリー 森

2022-02-06 | 日記
 立春を過ぎてからは雪が降っていません。
 時々、雲の切れ間から青空が現れて、お日さまが顔をだしてくれます。
 うれしい、嬉しい。
 
 お日さまがでるとグレーだった雪が、瞬時に真っ白に輝きます。
 そんな時は、眩しさに眼を細めながらも、今のうちにせいいっぱ
 い光を取り込んでおこうと、やたらキョロキョロと周辺を見渡
 します。
 
 すると、あった、あった。
 雪と樹木が創りだす楽しいアートがたくさんあった。
 さながら「ギャラリー 森」といったところです。


 なかよし



 雪の彫刻



 雪の花



 木が光で描いた



 コンチャン気をつけて

 子どもの時のように、何も考えずにただ面白いものは、
 まだまだ自然のなかにたくさんあります。
 経済と時間を引き換えに得られる大きな楽しみもいいので
 すが、こんな小さな自然の偶然の楽しみもいいものです。
 
 さあ! 来週はもう2月中旬になります。
 はやい、早い、なんと速い。
 残り少ない冬を満喫しましょう。