今週も暖かい日が続いています。
おかげで、梅も桜もスイセンもみんな一緒に咲きました。
わずか一ヶ月前はまだ雪が残っていて、モノトーンの中にやっと小さな
緑が顔をだしただけだったのに、今はもう色とりどりの花の森になって
います。
眼に飛び込んでくる花の色は、変に落ち着いてしまった人の心をウキウキ
させてくれます。
あらためて、春の花の力の大きさを感じました。
いよいよ今週末からゴールデンウィークが始まります。
明日29日は「昭和の日」だそうです。
自分もそうですがほとんどの人は、どんな祝日なのか知らないのでしょう。
この際調べてみると、前は「みどりの日」でその前は「昭和天皇のお誕生日」
なのだそうです。
自分はなにもわからないままに、ボ~ッと生きてきたことがわかりました。
なんとなさけないことか。
「昭和」といえば、戦争に明け暮れ、そして疫病が流行った時代でした。
そして今またロシア戦争とコロナ禍の時代です。
つまりこの百年間、人は同じことをくり返していただけのようです。
自分自身のことを考えても「カムカムエブリバディ」に感涙しましたし、
秋元順子さんの昭和っぽい歌がしっくりくることを考えると、精神性は
あのころとなにも変わっていないようです。
たぶんこの先の百年も、どんなに科学や医学が発展し、たとえ人類が地球に
住めなくなって月や火星に移住したとしても、そこでまた戦争をやり、疫病
が蔓延していくのでしょう。
そして人々は地球時代のドラマや歌謡曲を懐かしむのでしょうね。
人もまた動物であるから「攻撃性」を失うことはないと思いますが、そこは
知恵でなんとかならないものでしょうか。
この一か月はアッというまに過ぎていき、森の景色は一変しました。
鳥たちの声も移ろって、今はウグイスが主役になっています。
人々も力強く畑作業にせいをだしています。
しかし、これといってなにもせずボ~ッとしているのもまた良し。
それができるのも人間だけなのですから。