今年は、秋分の日から今日まで4連休の会社もあったようです。
コロナで仕事が少ないせいなのかもしれません。
湖畔では、9月最後の日曜日を楽しむ人々の姿が見うけられました。
今のところ、気にかけていた台風も来ていませんので、このまま穏やかな日が
続いてほしいものです。
森では去年より早く紅葉が始まりました。
暖かい日が長く続いたあとに、急に冷え込んだせいと思われます。
毎年のことですが、紅葉を見始めるこの時季になると、楽しさと淋しさの入り
混じった複雑な気分になります。
なにしろ、今年も残すところ僅か3カ月になってしまったのですから。
「日の暮れの 背中淋しき 紅葉哉」 小林一茶
「ちる紅葉 ちらぬ紅葉は まだ青く」 正岡子規
この方たちも、たぶん同じような気持ちだったのでしょう。
森町は、なんといってもカボチャの産地として全国的に有名です。
なかでも駒ケ岳周辺の農家で作られるカボチャは、度重なる駒ケ岳の噴火に
よる火山灰が堆積した良好な土壌の産物です。
水はけのよい土質は、まるで栗のようなホクホクカボチャを生み出してくれ
ます。もちろん生産者の努力あってのものですが。
だれもがこれを食べたら「いままでのカボチャはなんだったの?」という
状態になります。
生産数が少ないこともあって、東京や大阪では、とんでもない高値で売られ
ていることも知っています。
ことしも駒ケ岳のカボチャが食べられるのだ、と思ったら「やっぱり秋は
いいな~」とコロコロちゃんになってしまいました。
人は単純です。
毎年狙っている栗の木で、今年はリスくんに先んじてに収穫してきました。
今夏はキイチゴが不作でガッカリしていましたが、この栗のおかげで秋の
夜長を楽しめます。