森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

夏の名残り

2017-08-26 | 日記


 早朝から清々しい青空が広がりました。一日中雨の心配がなかったのはもう一週間も前の
ことで、久しぶりに気持ちの良い夏を満喫しました。
 
 早めに仕事を切り上げて近場を回って見ると、空は高くなり、雲も秋っぽくなっていまし
た。早くもススキがでています。



 それにしても、夏の終わりだけが名残り惜しいのはどうしてなのだろう。
 春も秋も何も感じないのに、まして冬は笑顔で終われるのに。
 少しずつ変化する体に連動して、気弱になっているのだろうか。



 とにかく今年の夏は過ぎていきます。


                               動(yurugi)
 

ゆく夏

2017-08-19 | 日記


 夏の初めに暑い日が何日かあったから、今年は久しぶりに夏らしい夏が来るのかと期待し
ていたのです。しかしそれは叶いそうにありません。今年もこの森では25℃を超えること
は一日もないままに、夏は行ってしまいそうです。
 せっかく出した扇風機は一度も出番がないうちに、また物置にしまい込みました。



 残り十日あまりの夏は、結局いつものように秋冬の準備に使ってしまいそうです。



 短い夏、儚い夏、それも自然からの贈り物です。


                               動(yurugi)



 

真夏の果実

2017-08-11 | 日記


 今年もキイチゴの時季がやってきました。
 去年は秘密の場所が見つけられて、食べることができませんでした。今年はかなり離れた
二か所で見つけたからもう安心です。

 熟してるものを選んでいただきます。食べ出すと止まらなくなって、もっとないかと探し
まくります。人間の悲しい性です。もう指先は赤く染まってしまいました。
 帰り道はいつまでも口の中でつぶつぶが遊んでいます。
いっぱいとっても2~3日あけていくと、またたわわに実っているからありがたいのです。

 朽ちた葉の匂いが立ち込める湿った土と、揺らぐ木漏れ日の中で、陽当りの良い場所を選
んで真っ赤な実をつけるキイチゴは、暗い森の希望の真夏の果実です。


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真夏の森

2017-08-03 | 日記


 真夏の森の一日はセミの大合唱で始まります。今元気なのは昆虫たちです。
 
 ちょっと外を歩くとどんどん寄ってきます。蚊や蜂のように人を刺す虫もいれば、なにも
しないで体の周りをぐるぐる回ったり、後をついてくるものもいます。座っていても足元に近
寄ってきます。決して人を怖がることはなくむしろ好いているとしか思えません。
 好奇心旺盛な生きものなのでしょう。



 残り一か月の夏を大切に使っていきましょう。


                                 動(yurugi)