森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

夏待ち

2017-06-26 | 日記


 今月も残り僅かになりました。
 いよいよ来月、7月8月にはこの森に短い夏がきます。



 夏がきたら「あれもしようこれもしよう どこへも行こう」などとかなり前から計画する
のです。しかし実際の夏はあれよあれよという間に過ぎ去って、いつも計画倒れに終わるの
がオチです。
 
 だから「夏は来年もくるものだから」などと希望を持って終わるようにしています。
 けれどもいつかは必ず無くなる夏でもあります。それはいつなのだろう。分からない。


                               動(yurugi)
 




長雨

2017-06-19 | 日記


 梅雨が無いといってもこの時季は連日雨、そして曇り、また雨、そして曇り、忘れたころ
にやっと日が差す、こんなふうです。
 
 いちばん喜んでいるのは水面の植物です。夏に向かってどんどん成長しています。



 僅かな雨の止む間を使って、いきものたちは活動します。



 今年も野生の白菊がいっせいに開きました。
 しかし、この清々しい景色が見られるのも束の間、鉄道の人が来て全部刈り取ってしまい
ます。残念です。

 夏至もまじかの長雨の森です。


                                 動(yurugi)

雨上がり

2017-06-06 | 日記


 一週間も降り続いた雨が止んで、今日は朝から日が射しました。
 なんと嬉しいことでしょう。

 この長雨で、新緑のもえぎ色は一気にみどり色に変化しました。
 夏に向かって葉は生い茂り、深緑になっていくのと連動して、森は徐々に暗くなっていき
ます。そう、森は夏暗く、冬明るい所なのです。

 藤とツツジが見ごろです。









 晴れた日は、日の出とともに鳥の声やセミの音が日没まで響き渡り、賑やかな空間です。


                                   動(yurugi)