夏がゆく
2019-08-26 | 日記
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/cb/069d4d213808626de2114a4c80efadb8.jpg)
夏が過ぎようとしています。
線路脇はもうススキでいっぱいです。
なんにでも終わりがあります。どんなに長い小説にも終わりがあるように。
終わってもまた廻ってくるものもあれば、それっきり二度と戻らないものもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/c9/cc7310525372845d4aac42cb514ddfdf.jpg)
この時節、虫たちにとっては「夏がゆく」ではなく「秋がくる」なのでしょう。
とにかく張り切って動き回っています。
ならば、人も虫に倣って「秋がくる」にすれば淋しくないのでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/a4/238004dd4bc66cf1691302d7222a9dd8.jpg)
人は自分にふさわしく、ゆるされた道をコツコツ歩きます。
行き先は分からないけれど歩きつづけます。
時には他の道がよく見えて、曲がってみようと思うこともあるけれど
一筋に進みます。
道はどこまでも遠く先が見えないから、若い時は早く、齢とったらゆっくりと
歩きます。
そして歩けなくなったら終わります。
つまり人と虫はなにも違っていない、少なくとも自分は同じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/7c/adbe02ea87976864c384c2b94fef51b4.jpg)
紫陽花は来年も咲くのかは分かりません。だれも保障してくれません。
だから夏が名残惜しくてがんばっているのでしょう。
夏の終わりには、いつもわけの分からないことを考えてしまいます。
季節の変わり目の地磁気の変化や、三つの星の引力の関係が脳に作用しているのかも知れ
ないのです。
名前の分からないこのピンクの花は夏の終わりを喜んでいるように見えます。
なんてことだ! 年よりをバカにして。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/9d/fca22f8908ad7e5b49807b86e0ed1aba.jpg)
動(yurugi)