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この数日、穏やかなよいお天気が続いています。
朝晩は冷え込むものの日中は暖かく、薄着の子たちが元気で駆けまわって
います。
そういえば、霜月二十日を過ぎても初雪が降らないなんて、この森では
初めてのことでしょう。
天気予報を見ても、この先一週間は降雪のマークが出ていませんから、
なんとも珍しい、雪を観ない11月となるかもしれません。
もしやその原因が地球温暖化であるなら、これからもこの状態が進んで
いくのでしょうね。
小雪といって喜んではいられない、むしろ怖いことです。
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今日23日は勤労感謝の日です。
日常で「キンローにカンシャせよ」といわれてもどうにもピンときません。
もともと人間は、生きるために働くことは当たり前と思っていますから、
今更ながらキンローに感謝の気持ちはおきません。
家族を支えるお父さんには「父の日」があるし、子育て家事労働に関して
は「母の日」があって、それぞれ感謝の気持ちが伝わります。
しかし勤労そのものに感謝するのは、いかにも抽象的です。
この日は戦前までは「新嘗祭(にいなめさい)」でした。
もともと「新嘗祭」はその時の天皇が、新穀などの収穫物を神々にそなえて
感謝する天皇家の宮中祭祀です。
明治時代になって国は、日本古来の多神教「神道」を天皇一神教の「国家神道」
に改造しようとしてこの祭祀を一般化したものとおもわれます。
ですから、勤労というより収穫された穀物に、とくに「稲」に感謝する意味あい
が強くあります。
これとは別に、日本の民には古代から五穀の収穫を祝う風習がありました。
水稲栽培が広まった弥生時代からは、全国各地で独自の収穫感謝祭おこなわれる
ようになりました。
しかし明治になってからはアミニズムに近い古来の「神道」に基づく祭祀は遠
ざけられて「新嘗祭」に統一されていき、現在はほとんど伝承されていません。
僅かに残存している有名な祭祀に、奥能登の「アエノコト」と石垣島の
「マユンガナシ」があります。
どちらも来訪神による祖霊信仰で、日本人の古代精神性を今に伝える、
大変興味深い祭祀です。
両地とも中央から遠く離れた、国の眼の届きにくい場所だからこそ生き続け
られたのでしょう。
今となっては貴重な無形文化財です。
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11月23日は「いいふみ」の日だそうです。
いい文といえば、今月に入ってから何枚かの喪中ハガキが届きました。
毎年その数が増えています。
また、「もう年賀状書くのがおっくうだからやめます」という人もいました。
こうして自然減にまかせていると、最後はゼロになるのでしょうか。
いや、自分が先にやめるのでしょうか。
いやいや、なんもわからんようになるんでしょうか。
まあ、どっちでもいいけど。
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