森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

冬晴

2017-02-28 | 日記


 雪と寒さの二月、ちょっと忙しかった二月、それも終わります。
 最終日の今日は、オレンジ色の夜明けで始まり終日突き抜けるような青空が続いてくれ
ました。この時季の北国では珍しいことです。
 明日からは三月、雪解けの月です。約一か月で一メートルほど積もっている雪山がどん
どん小さくなっていき、そして懐かしい土が顔を出すと春四月です。



 雪が解けたら、あれをしようとかどこかへ行こうとか、さまざまな計画を立てるのがこ
の時期の楽しみです。前は計画の半分ぐらいしか達成できなかったけれども、最近はほぼ
消化できるようになりました。工夫のおかげで時間の使い方が上手くなったのです。

 さあ、今年の三月はどんなふうになるのかな。
 真っ白な森が劇的変身する一か月なのですが。


                                 動(yurugi)


 

 

 

ドカ雪

2017-02-20 | 日記


 朝から降り続いた雪はとうとうドカ雪になりました。
 こんな中でも鳥たちの動きは活発です。近づく春を感じているのです。
  


 今の時節のドカ雪は木々の梢に重く積り、ちょっとした風でポキリと折れたり、幹がバリ
ッといったり、下手すると根っこごと大音響とともに倒れることもあります。
 しかしそんな重みの下でも、静かに確実に春の蕾が育くまれています。

 残り一か月程の冬はこの森に何度かドカ雪をもたらすのでしょう。でももう春の足音が聞
こえているのだから、誰も負けない。それより春の準備に忙しいのです。


                                動(yurugi)

冬の空

2017-02-10 | 日記


 この時季の空は、北国ならではのさまざまな表情を見せてくれます。
 晴れた日の朝夕は水彩の透明感、雪の日はぼってりと重い油彩、うす曇りの時はグアッシュ
の軽い不透明な感じ、時には墨絵にもなります。



 太陽は一日中低いから、雲間に顔を出したり引っ込んだり、そのたびに壮大な光の作画が
展開されます。





 うす曇りの夕方にお月様が現れると、まるで藤城さんの影絵のようになります。
 お天気を愛する人々の冬の楽しみの一つです。


                                  動(yurugi)