森は秋晴れの爽やかなお天気が続いています。
もう、標高のたかい場所の紅葉は、ほとんど落ちてしまいました。
これからは針葉樹がグッと存在を示してきます。
小屋の周辺の葉も日を追うごとに舞い落ちて、スカスカになりました。
名残りの紅葉が、少し寂しい晩秋の風景です。
山を下って湖畔道にいくと、まだまだ紅葉の真っ最中でした。
わずかな高低差でも、植物にとってはずいぶん違う環境のようです。
湖畔道は普段より交通量が多く、日曜日ともあって大沼紅葉見物に
みえたようです。
本格的ランニングの集団もいましたから、近々競技会があるのかも
しれません。
大沼にはじょじょにしかも確実に人が増えています。
この調子でいけば、春には学校の遠足や自然体験教室なども戻って
くるでしょう。
そしたら3年ぶりに子どもたちの元気な顔がみられ、湖面に響く声
が聴けそうです。
なんと嬉しいことでしょう。
あれよあれよという間に、明日はもう11月になります。
3日は「文化の日」で国民の休日です。
あまり文化的な生活をしていない自分にとって、「文化の日」とは
なんなのかわかりませんでした。
日本人としてこれはいかん! と思い広辞苑を開くと「文化の日」
とは「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とありました。
自分は自由と平和を愛してはいるけど、文化はすすめていなかった
ことに気が付きました。
また新憲法公布の日であり、天皇誕生日なのだそうです。
しかし、それがなぜ文化の日になったかは書かれていませんでした。
たぶん、だれでもが秋のしっとりした風景に魅せられてちょっぴり
寂しさを感じ、物事を深く考えるようになるのではないかと思います。
あの、わけのわからないオッチャンも、大声で喋り出したら止まらない
オバチャンも、みんなみんなしっとりするのです。
それが文化に繋がるのではないのでしょうか。
ちなみに、文化功労者が15名選ばれ、その人たちは年に350万円
死ぬまでもらえるそうです。 いいですね。
さあ、いよいよ冬近しです。
雪虫はまだ飛んでいないようですが、もうじき初霜が降りるでしょう。
駒ヶ岳の冠雪、そして地上の初雪と11月は忙しいです。
今から、冬場の文化的な楽しみを考えましょう。