昔に出会う旅

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因島「白滝山」参道2、大日如来から頂上まで

2010年05月12日 | 山陽地方の旅
因島の白滝山の参道を登った記録の続きです。

前回は、「①フラワーセンター」前からスタート、「⑦六地蔵」まででした。

今回は、中腹の石仏群「⑧大日如来」前を通り、⑪頂上付近までの記録です。



山頂に近い参道から見下ろした「⑥山門」と、「⑦六地蔵」です。

五月のうららかな日、新緑に囲まれた参道をゆっくりと登って行きました。



前回にも掲載した白滝山頂上の観音堂、石仏群までの参道地図です。

今回は、⑦「六地蔵」から⑧大日如来を通り、⑪付近までのコースです。

帰りは、⑪の分岐から⑩八栗寺や、⑨くぐり岩を通るコースでしたが、次回の掲載とします。

又、⑪から山頂までは、2010年01月13日に<しまなみ海道 因島「白滝山」から見た絶景>で掲載しています。



「六地蔵」を過ぎて少し歩くと、向こうに道案内の標識が見え、道が分岐しています。

分岐した参道は、頂上付近で再び合流します。



分岐点にあった道案内の標識です。

左に分岐する「参道」の方向は、「大日如来」を通るコース、直進する「遊歩道」の方向は、因島八十八ヶ所めぐりの85番札所「八栗寺」を通るコースです。



参道を登ると、目の前に突如、巨岩が現れて一段高い岩の上にそびえる「大日如来像」が見えて来ました。

周囲の巨岩の上にも約二十体の石仏が並んでいます。

石仏は、一体づつ特徴があり、一休みしながら拝観しました。



向って左側の石仏です。

赤ちゃんを高く抱き上げ、あやしている様にも見えます。

隣の石仏は、一見「おばあさん」にも見えます。

一つ一つの石仏にはそれぞれに意味があると思われますが、残念ながら伝わっていないようです。



大日如来の下付近にあった石仏です。

右の石仏は、経典の巻物を読んでいるのでしょうか。

左の石仏は、帽子のようなものをかぶり、右手に袋のような物を持っています。

とにかく、白滝山には他では見られないユニークな石仏が並んでいます。



八栗寺のコースから見た「大日如来像」です。

左の島は「小細島」、右に続く島は「細島」です。

向こうには三原市の街が見えています。

仏教では「如来」は、「明王」「菩薩」を超える最高ランクの仏様で、その中でも「大日如来」は宇宙を司る最高の「如来」だそうです。

眼下に広がる素晴らしい瀬戸内海の景色を宇宙に見たて、宇宙を見渡す「大日如来」を表現しようとしたのでしょうか。



「大日如来」を少し登った辺りから頂上の「観音堂前」の展望台、中腹の「八栗寺」を見上げた景色です。

山の急斜面の所々には霊山にふさわしい巨岩がそびえています。



「白滝山」頂上に近い尾根まで登って見下ろした景色です。

向こうに見える島は三原市「佐木島」で、中央の半島の左斜面には除虫菊の畑が広がっているようです。

この参道のコースは、景色をさえぎる高い木立も少なく、北西方向を中心とした景色は、本当に素晴らしいものでした。



山頂に近い尾根の道を歩いて行くと、正面に「観音堂」の屋根が見えて来ます。

向って左に見える緑の幟の辺りには1月に登って来た道があり、これが短時間で登れるコースです。

向って右の奥に見える緑の幟の辺りには「八栗寺のコース」へ下る道が始まっていました。

次回は、帰りに通った「八栗寺のコース」の様子を掲載させて頂きます。


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