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昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

「琉球犬」と「琉球イノシシ」

2007年04月07日 | 沖縄の旅
 
名護博物館の剥製の展示と、案内板があり、転記します。

-琉球犬-
琉球犬(りゅうきゅうけん)は、沖縄の在来犬です。虎毛模様は「トゥラー(虎)」、茶一色のものは「アカイン(赤犬)」と方言で呼ばれ、主にイノシシ狩りに活用されていました。
特徴としては、
 ① ストップ(額段部(がくだんぶ):額と鼻のつなぎ目の部分のくぼみ)が浅い。
 ② 耳はピンと立ち、左右の間隔が広い。
 ③ 胸幅や胸の厚みが豊富で前躯(ぜんく)の発達が著しい。
 ④ 尾は「差し尾」が多い。
 ⑤ 飼い主に対してとても従順である。
 などが挙げられます。
 平成7年(1995)、県指定天然記念物に指定されました。

絶滅寸前だった琉球犬は、保存活動で約1,300頭まで回復しているようです。
和犬には縄文犬系犬種・弥生犬系犬種があり、琉球犬は縄文犬系犬種に含まれるそうです。
遺伝子的には北海道犬(アイヌ犬)と近いことが確認されたようです。

犬が、人と共に移動してきた歴史から考えると琉球犬・北海道犬は、旧石器時代に日本列島全体に分布していたものと推察されます。

写真右に見えるのは「カマイ(琉球イノシシ)」です。
本土のイノシシよりも小さいようで、奄美諸島、沖縄本島、八重山諸島に生息しているようです。

琉球イノシシを食べさせてくれる店は沖縄各地にあるようです。
西表島近くの由布島(ゆふじま)には琉球イノシシの牧場もあるようです。

本土では、脂ののる冬の猟でとった猪がおいしいとされていますが、暑い沖縄に住むイノシシの味はどうでしょうか。

写真下段は、名護の商店街の日曜日の風景です。
アーケードの上は、ブーゲンビリアが華やかに飾っています。
アーケードの下は、平日でも歩いている人が少なくなっています。全国の地方都市の共通のさみしい風景ですね。


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