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昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

小早川隆景の菩提寺「米山寺」(べいさんじ)

2007年02月04日 | 山陽地方の旅
写真は、「東盧山米山寺」の山門です。
二階が鐘楼となっており、本堂、庫院、霊堂、日光坊がありますが、往時は七堂伽藍十二坊がある大寺院だったようです。庫院には三原市重要文化財となっている「絹本著色小早川隆景寿像」、鎌倉時代の「木造行道面」八面、鎌倉時代末期の「木造狛犬」二対、戦国時代の米山寺古文書七通が保存されているようです。

寺伝によると仁平3年(1153年)誓願禅師により天台宗寺院「巨真山(こまやま)寺」として建立、後に「米山寺」の字となった。嘉禎元年(1235年)小早川茂平(四代目)が不断念仏堂を建立、伽藍を整備し、小早川総領家の菩提寺とした。関ヶ原戦後の慶長5年(1600年)毛利氏に従って周防に「新巨真寺」、長門に「隆景寺」を創めた。1608年には建物が消失したが、隆景100年忌に曹洞宗として再興されたとあります。

小早川隆景は、1597(慶長2)年に65才で没し、小早川家最後の埋葬となっていますが、関ヶ原戦後の小早川家の菩提寺は、毛利の移封とともに泰雲寺(山口市小鯖)に移ったようで、どうも寺伝とはちがうようです。
興味のある方は下記の「月光山泰雲寺」紹介サイトがありましたのでご覧下さい。
http://www1.ocn.ne.jp/~itoku/sekiguti.htm

お寺の前には駐車場や、トイレが整備され、きれいに掃除されており、気持ちよく拝観させて頂きました。小早川17代のお墓は、斜め向かいにあります。


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