昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

真庭市の「醍醐桜」見物

2007年04月15日 | 山陽地方の旅
 
沖縄旅行の想い出を中断し、昨日(4/14)行った岡山県北部の桜見物を掲載します。

妻から、昨年描いた桜の油絵「菅原神社の桜」(3/22掲載)に続き、今年も桜を描きたいと言われ、岡山県北の数ヶ所のプランを作り、日帰りで行ってきました。

先ず岡山県真庭市別所吉念寺の「醍醐桜」を見にいきました。
先週まで満開で、休日には大渋滞になっていたようですが、散りはじめている情報から行ってみることにしました。(幸い渋滞なく到着しました)

醍醐桜近くの駐車場までの道は、途中から細い道になり、バス専用の駐車場は数キロ手前にありました。
11時前頃、既にバスが3~4台駐車して観光客が長い道のりを歩いていました。
又、細い道の駐車場もない道端に仮設トイレがあり、大渋滞の緊急用で設置されたようです。

写真上段は、「醍醐桜」から少し道を登った駐車場付近から撮ったものです。
「醍醐桜」の向かって右に杉木に隠れた「2代目醍醐桜」が少し見えます。

案内板があり、転記しました。

-醍醐桜-
この桜は、ヒガンザクラの一種「アズマヒガン」で、推定樹齢は1,000年 根本周囲9.2m 枝の広がり四方に10m伸び 高さは18mある。
「醍醐桜」の名前の由来は、鎌倉末期の元弘の乱により後醍醐天皇が、隠岐に流される途中ここに立ち寄り、美しさを賞せられたとの言い伝えによる。
規模・樹齢ともに県下一であり、昭和47年12月、岡山県の天然記念物に指定されている。-真庭市-


「アズマヒガン」は、「ソメイヨシノ」より早く開花する品種で、「エドヒガン」の別名のようです。
「ソメイヨシノ」は、朝鮮半島・日本に自生する「エドヒガン」と、伊豆諸島に、自生する「オオシマザクラ」が交配して出来た説もありますが、よく分かっていないようです。

環境省が公表している「樹種別全国最大級の巨木」で、桜の巨木ベスト10(幹周)の大半は、「アズマヒガン」です。
日本一の桜の巨木は、佐賀県伊万里市東山代町の「明星桜」で、幹周11.4mのエドヒガン系と考えられている桜です。

残念ながら「醍醐桜」はベスト10に入っていませんが、桜の大木が立つ風景のすばらしさでは日本一かも知れません。

写真2段目は、すぐ横から撮ったもので、推定樹齢800年~1000年の偉大な風格を感じます。
花びらはまだ多く残ってはいましたが、葉が出るのが比較的早い品種でもあり、葉がだいぶ目だっていました。

幹には亀裂を治療した痕があり、周りの枝には何本も鉄の支柱で支えてあります。
遠くの高い山はあるものの、周囲に風をさえぎるものがない山の上に立つ大木には暴風が直撃します。
これから先も枯れないで、しっかりと見守ってあげてほしいと思います。

写真3段目は、「醍醐桜」のそばでオカリナと、ギターの演奏をやっていました。
「コンドルは飛んでいく」「涙そうそう 」など聴かせて頂きました。

写真4段目は、「醍醐桜」を下から見上げたものです。
高く、広い枝の張りに頼もしさと、親しみを感じました。


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