昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

遠野市宮守 銀河鉄道の「めがね橋」

2008年04月08日 | 東北地方の旅
小雨の中、遠野市綾織町の「千葉家曲り屋」を国道脇から見物した後、遠野市宮守の「めがね橋」へ向け出発しました。
国道396号から遠野市宮守町を左折、宮守川に沿って国道283号線に抜け、JR釜石線と、国道が交差する所に「めがね橋」があります。


国道283号線に架かる「めがね橋」が見えてきました。
三つのアーチが見えていますが、よく見るとその両脇にもアーチがあるようです。

JR釜石線は、国道283号線と同様に釜石市から遠野市を通り、花巻市まで結ぶ線路で、「銀河ドリームライン」の愛称で親しまれているそうです。


■「めがね橋」の駐車場に説明板がありましたので転記します。
土木学会選奨土木遺産
「通称・めがね橋」
岩手軽便鉄道(現JR釜石線)は、大正4年11月に花巻・仙人峠間を狭軌鉄道として開通し、その後、鉄道省の所有となる。昭和18年に改修された達曽部川橋梁「岩根橋」・宮守川橋梁「めがね橋」は、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の原風景を連想させ、宮守村のシンボル的な景観として親しまれている。
平成14年11月2日土木学会選奨土木遺産の認定を受けた「めがね橋」は、鉄筋コンクリート充復5径間アーチ橋の景観に調和した設計であり、当時の鉄道土木技術の高さを示すものである。
東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社



駐車場から見た「めがね橋」です。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の風景は、この「めがね橋」などを参考にしたようで、アーチ型の美しさは当時の人々にメルヘンを感じさせるものだったかも知れません。



駐車場を出て、車中から撮った「めがね橋」です。
この辺りは、鉄道マニアが、撮影ポイントにするようで、電化しない線路で古いタイプの車輌が「めがね橋」を走る場面が人気だそうです。



車中から撮った通過直前の「めがね橋」です。
小さなアーチ型の穴が開いており、当時としては斬新なデザインだったものと思われます。


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