昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

石垣島 「大野牧場」のおもしろい景色

2007年06月26日 | 沖縄の旅
国道390号を北上し、「玉取崎展望台」まであと2Kmの辺りに「大野牧場」があります。
大きな岩山を背にして山裾に広がる草原にはおもしろい景色があります。



地図の向かって右上に景勝地「玉取崎展望台」があります。
海岸線に沿って国道390号が走っています。
国道390号は、石垣島の石垣港(美崎町)から伊原間まで29.6Kmの区間です。
しかし、国道390号全体は、那覇市の「那覇ふ頭」付近0.6Kmに始まり、宮古島の区間31.4Kmを通り、石垣島に至る経路で、沖縄県の3島にまたがる日本で最も南の国道だそうです。


広い畑の向うに牛舎と、サイロが見えます。(地図左の赤●地点)
右手の山裾に岩山がそびえています。(地図真ん中の赤●地点)


この円筒形のサイロは、「タワーサイロ」と呼ばれ、高さは20m位で、てっぺんまでハシゴが取り付けてあるようです。
サイロは、草を貯蔵・乳酸発酵する施設だそうで、この高いサイロの上までどうやって草を入れるのかチョット見てみたいものです。


牧場の裏山に岩山がそびえています。
なかなか雄大な景色です。
近くに駐車できる場所がないのが少し残念です。


サイロの場所から少し「玉取崎」方向に数百メートルの場所に3本のガジュマルが並んでいます。。(地図右の赤●地点)
その後ろには上の写真にもある岩山がそびえています。


上の3本並んだガジュマルの向かって左の木です。
積み重ねた大きな岩の上にガジュマルが乗っかるように生えています。
目の前にすると強い迫力を感じます。
ガジュマルは、「しめ殺し」の木で有名な「アコウ」と同じクワ科イチジク属ですが、私には違いがよく分かりません。


上の木を右に回り込んだ所にヒージャー(山羊)の親子がいました。


3本並んだ右の2本の木です。
やはり重ねられた岩の上に生えています。
もしかしてこれらの岩は、津波石ではないでしょうか。
2007-05-23に掲載した「伊原間海岸」の津波石の少し南の海岸に近く、可能性は高いようです。


3本並んだ木より向かって右手にあった木です。
岩の上に生えている木が、強い風に吹かれているような姿で、とても強い印象を受けました。
写真右上の牧場の中に住宅が見えています。


草原の中でたくさんの牛がのんびりと草を食べています。
この一帯の景色を活かして観光牧場などをすると喜ばれるのではないでしょうか。


そういえば前日の夜石垣市街で「石垣牛のあぶり寿司」を戴きました。
このような健康的な草原で育った牛は美味しく、体にも良いのでしょうね。
石垣牛さん、ごちそうさまでした。