軍艦岩からカンピレーの滝・マリュドゥの滝を目指して行きました。
滝の様子や、川底に出来た多くの「甌穴」(おうけつ)を見ることができました。
浦内川の上流一帯は、昔から聖域とされ、イナバ(稲葉院)と呼ばれているようです。
「マリュドゥの滝」の少し手前に「マリュドゥの滝」が一望できる展望台があります。
山道を歩き続けてこの景色を見るとたいへん感動です。
「マリュドゥの滝」は、日本の滝100選の一つで、展望台に説明板がありましたので転記します。
■マリュドゥの滝(日本の滝100選)
西表島西部を流れる浦内川上流に位置し、豊富な水量が特徴で、カンピレー(マリュドゥの滝より上流に位置する滝)から流れ下る滝の落差は20メートルで2段になっています。水飛沫を千丈に上げて丸い滝壺に流れ落ちる景観や轟音が壮観な自然美を映し出しています。
また、滝周辺には亜熱帯特有の木生シダが林立し、直径130メートルの滝壺がたたえる水の色は見る人の心をとらえてやみません。
「西表島の民俗」では、マリの言語はマリ(廻ること)であるとし、滝壺に落ちた水が廻るからと説明されています。(ユドゥとは淀であろうとおもわれる)これらのことから、マリュドゥとは「丸い淀み」の意味と言われています。
「マリュドゥの滝」のすぐ横から見た滝の様子です。
落差は高いとは言えませんが、河幅が広く、水量が多いため、迫力のある場面と轟音が体全体に感じるようでした。
沖縄県のサイトによると、「言い伝えによると、この滝つぼには『ミズサバ』という大きなワニがいて、この滝を汚すとこの大ワニが人を襲うといわれている。」とあります。
沖縄でジンベイザメを「ミズサバ」と呼ぶようです。
浦内川ではサメが生息しており、「ワニ」とは、古代神話にも出てくるサメのことかも知れません。
「マリュドゥの滝」を横から見た全景です。
現地の案内板などには「マリュドゥの滝」、竹富町のサイトでは「マリユドゥの滝」、沖縄県のサイトでは「マリュウドの滝」と名称が少し違います。
固有名称だけに統一してほしいものです。
「マリュドゥの滝」の下流から足元の岩場の景色です。
向うに見える山の中腹が展望台があった場所です。
「マリュドゥの滝」から上流を見た景色です。
一段上は、ゆったりした流れになっています。
「マリュドゥの滝」の川底・河岸は岩で出来ており、滝の少し上流に「甌穴」(おうけつ)がたくさんありました。
「甌穴」とは川底・河岸の岩に壷のように掘れた穴のことのようです。
「甌穴」が出来るプロセスは、①岩の弱い部分が水流などで窪みになる。②窪みに小石が入り、水流で窪みの中を廻って穴が掘れる。
「甌穴」は、「ポットホール」、「かめ穴」とも言われているようです。
川底にも「甌穴」がたくさん見えます。
固い岩にこれだけの「甌穴」が出来るのには人間の歴史を超える長い歳月がかかったものと思われます。
「カンピレーの滝」にやってきました。
「マリュドゥの滝」の上流にあるこの滝は、幅50m、長さ約200mの落差がほとんどない急流です。
「滝」と呼ぶことにはやや抵抗はありますが、長い道のりを歩き、広く長い岩の斜面を勢いよく流れる川を見た時、秘境にやってきた実感と、独特の爽快さを感じました。
山道の標識に「カンピラの滝」とあり、地元「竹富町」のサイトでは「カンビレーの滝」の名称で「ビ」「ピ」の違いがあります。
ここでは沖縄県の案内サイトの「カンピレーの滝」の名称を使いました。
上の写真よりほんの少し上流で見た「カンピレーの滝」です。
「カンピレー」は「神が座る所」という意味だそうです。
昔の言い伝えでは、海の難所であったウナリ崎(星砂の浜の南西の岬)に神様がいないため、西表島15ヶ所の神様達が「カンピレーの滝」に集まって相談したそうです。
神様達は、ヤマト(日本の鹿児島)へ使者を送り、「のまの美崎」に集まっている神様にウナリ崎に鎮座することをお願いしたそうです。
願いを聞き入れた女神は、ウナリ崎に鎮座し、航海の守り神となったそうです。
資料:安渓遊地のサイトより
巨大な「甌穴」が二つ並んでいますが、こんな大きな「甌穴」は初めてです。
この巨大な「甌穴」を作った「カンピレーの滝」の急流のエネルギーはすごいものです。
巨大な「甌穴」の近くにも「甌穴群」がありました。
「カンピレーの滝」「マリュドゥの滝」の周辺は、以外にも「甌穴群」の見所でした。
「カンピレーの滝」から下流を見た景色です。
河の手前の岸は、岩場が続いています。
西表島の山の景色は日本本土と似ていますが、山中の植物や、動物には、亜熱帯独特の様相が見えます。
ここまで山道を約40分歩き、改めて秘境にきている実感を持ちました。
滝の様子や、川底に出来た多くの「甌穴」(おうけつ)を見ることができました。
浦内川の上流一帯は、昔から聖域とされ、イナバ(稲葉院)と呼ばれているようです。
「マリュドゥの滝」の少し手前に「マリュドゥの滝」が一望できる展望台があります。
山道を歩き続けてこの景色を見るとたいへん感動です。
「マリュドゥの滝」は、日本の滝100選の一つで、展望台に説明板がありましたので転記します。
■マリュドゥの滝(日本の滝100選)
西表島西部を流れる浦内川上流に位置し、豊富な水量が特徴で、カンピレー(マリュドゥの滝より上流に位置する滝)から流れ下る滝の落差は20メートルで2段になっています。水飛沫を千丈に上げて丸い滝壺に流れ落ちる景観や轟音が壮観な自然美を映し出しています。
また、滝周辺には亜熱帯特有の木生シダが林立し、直径130メートルの滝壺がたたえる水の色は見る人の心をとらえてやみません。
「西表島の民俗」では、マリの言語はマリ(廻ること)であるとし、滝壺に落ちた水が廻るからと説明されています。(ユドゥとは淀であろうとおもわれる)これらのことから、マリュドゥとは「丸い淀み」の意味と言われています。
「マリュドゥの滝」のすぐ横から見た滝の様子です。
落差は高いとは言えませんが、河幅が広く、水量が多いため、迫力のある場面と轟音が体全体に感じるようでした。
沖縄県のサイトによると、「言い伝えによると、この滝つぼには『ミズサバ』という大きなワニがいて、この滝を汚すとこの大ワニが人を襲うといわれている。」とあります。
沖縄でジンベイザメを「ミズサバ」と呼ぶようです。
浦内川ではサメが生息しており、「ワニ」とは、古代神話にも出てくるサメのことかも知れません。
「マリュドゥの滝」を横から見た全景です。
現地の案内板などには「マリュドゥの滝」、竹富町のサイトでは「マリユドゥの滝」、沖縄県のサイトでは「マリュウドの滝」と名称が少し違います。
固有名称だけに統一してほしいものです。
「マリュドゥの滝」の下流から足元の岩場の景色です。
向うに見える山の中腹が展望台があった場所です。
「マリュドゥの滝」から上流を見た景色です。
一段上は、ゆったりした流れになっています。
「マリュドゥの滝」の川底・河岸は岩で出来ており、滝の少し上流に「甌穴」(おうけつ)がたくさんありました。
「甌穴」とは川底・河岸の岩に壷のように掘れた穴のことのようです。
「甌穴」が出来るプロセスは、①岩の弱い部分が水流などで窪みになる。②窪みに小石が入り、水流で窪みの中を廻って穴が掘れる。
「甌穴」は、「ポットホール」、「かめ穴」とも言われているようです。
川底にも「甌穴」がたくさん見えます。
固い岩にこれだけの「甌穴」が出来るのには人間の歴史を超える長い歳月がかかったものと思われます。
「カンピレーの滝」にやってきました。
「マリュドゥの滝」の上流にあるこの滝は、幅50m、長さ約200mの落差がほとんどない急流です。
「滝」と呼ぶことにはやや抵抗はありますが、長い道のりを歩き、広く長い岩の斜面を勢いよく流れる川を見た時、秘境にやってきた実感と、独特の爽快さを感じました。
山道の標識に「カンピラの滝」とあり、地元「竹富町」のサイトでは「カンビレーの滝」の名称で「ビ」「ピ」の違いがあります。
ここでは沖縄県の案内サイトの「カンピレーの滝」の名称を使いました。
上の写真よりほんの少し上流で見た「カンピレーの滝」です。
「カンピレー」は「神が座る所」という意味だそうです。
昔の言い伝えでは、海の難所であったウナリ崎(星砂の浜の南西の岬)に神様がいないため、西表島15ヶ所の神様達が「カンピレーの滝」に集まって相談したそうです。
神様達は、ヤマト(日本の鹿児島)へ使者を送り、「のまの美崎」に集まっている神様にウナリ崎に鎮座することをお願いしたそうです。
願いを聞き入れた女神は、ウナリ崎に鎮座し、航海の守り神となったそうです。
資料:安渓遊地のサイトより
巨大な「甌穴」が二つ並んでいますが、こんな大きな「甌穴」は初めてです。
この巨大な「甌穴」を作った「カンピレーの滝」の急流のエネルギーはすごいものです。
巨大な「甌穴」の近くにも「甌穴群」がありました。
「カンピレーの滝」「マリュドゥの滝」の周辺は、以外にも「甌穴群」の見所でした。
「カンピレーの滝」から下流を見た景色です。
河の手前の岸は、岩場が続いています。
西表島の山の景色は日本本土と似ていますが、山中の植物や、動物には、亜熱帯独特の様相が見えます。
ここまで山道を約40分歩き、改めて秘境にきている実感を持ちました。