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気ままに撮り歩き

季節の花や風景など撮り歩きしています

里山歩き(自宅周辺)1

2015年05月26日 | 里山散策

自宅周辺は湖南アルプスの山々の麓に位置し、主峰の田上山(たなかみやま・太神山とも書く)、堂山、笹間ヶ岳、矢筈ヶ岳などへのハイキングコースの起点でも有ります。標高は400mから600m程度の山並みです。

田上山は以前には水晶、トパーズの産地としても有名で、自宅横には田上山を源流とする天神川が流れ、小学校の頃にはよく河原へ水晶拾いに出掛けたものです。

また日本で一番大きな隕石が1885年(明治18年)に田上山で発見されました。重さは173.9kgも有る鉄隕石で田上隕鉄とも呼ばれ、東京の国立科学館で展示されているそうです。(実際に見たことはないのですが)

そんな豊かな自然に囲まれたこの土地で生まれ育ち、もう直ぐ70年にもなりますが田上山の頂上へは数回登った程度です。

山頂には国宝の田上不動寺が、その参道には「迎え不動」「泣不動」が有り、風化した花崗岩の奇岩による独特の景色を楽しめるハイキングコースの一つでもあり、ハイカーには人気が高いコースです。

平城京遷都に際し、この山一帯の檜をことごとく伐採し、瀬田川を利用して奈良へ運搬されたそうです。

その後は植林もせず長い年月放置され、一帯の山々は風化した花崗岩が露出した姿となり、田上山といえば禿山と言われてきました。

父親の小さい頃には、山を見れば木などほとんどなく、赤茶けた山肌が連なっていたそうです。

明治の頃から植林事業が始まり、砂の流失を防ぐ砂防堰堤なども各所に設けられ、現在では緑が蘇った山容を見せています。

自宅から頂上までは2時間余りか?頂上までは登ったのはもう10年近くも前のことです。

先日の午後、D810とレンズ2本、三脚を下げて散策してきました。といってもほんの近くで撮影して2時間弱、歩いたのは1時間もなかったくらいです。

近くにこんな良い自然があるのに・・・これからはもっと自宅周りの風景を撮り歩きするよう心がけたいと思いました。

自宅周辺の景色を何回かに分けてアップします。


自宅を出て5分も歩けばこの景色。正面が田上山方向。この道路が不動寺への参道です。

バスが停車している少し先が終点の「湖南アルプス登山口」のバス停です。

道路の左手には、家からもよく見える堂山

こんなに近くに見えますが、自宅近くから登るルートは相当迂回しなければならず、案外時間がかかります。

数年前に一度行きましたが、結局頂上手前の岩場から、向かい側の頂上へのルートがわからず帰ってきました。

低い山ですが頂上手前の岩場は案外危険なところでした。



天神川の川沿いの遊歩道



夏場には水量も少なくなりますが、この日は案外流れがありました。



谷口橋 沈下橋で、増水時は水が橋の上を流れます。

この手前に今も「谷口屋」という屋号が残る民家が(同級生の実家ですが)有り、昔は不動寺参りの旅籠だったそうです。



谷口橋の直ぐ上の堰堤。

この辺り一帯はGW、夏休みには家族連れのバーベキューと水遊びで大混雑。少し時間が遅くなれば場所がなくなります。

ここから不動寺への参道の「迎え不動」までは車で行けますが、GW等は車道の片側は駐車スペースと化し大混雑となります。

水はきれいで水深は浅く、おまけに無料。小さい子供連れには絶好の場所ですね。

以前は近くの畑や田んぼでは、トマトやキュウリ、スイカなどが盗られた等と聞くこともありましたが、最近は害獣除けの柵があり、施錠されていますので入ることが出来なくなっています。



この辺りまで来ると民家がなくて水はとてもきれいです。

小学校の頃は今の自宅より下流に住んでました。

学校帰りにこの川の水を飲んでましたね。白い砂だけで草1本も生えていないほどの清流でした。

近年の住宅開発により、下水道が整備されるまでの間の生活排水による富栄養化で、下流域は様変わりしてしまいました。



花崗岩の山で、風化が進んでいるため砂の流失を防ぐ砂防堰堤がいくつもあります。

人工的なものですがこうしてみるとなかなか良い風景です。




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105mmにTC-17EⅡ使用。さらに1.5倍のDXモードクロップ撮影(35mm換算約270mm相当)

 



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堰堤から流れ落ちる水の波紋が綺麗でした。

 

次回はこの波紋の写真を中心にアップしようと思います。


撮影日  5月21日

機 材  カメラ 

      Nikon D810

     レンズ

      AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

      AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED

      GITZO  GT2542T(三脚)


次回に続きます。

     


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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
湖南アルプス (錫杖)
2015-05-26 11:35:03
こんにちわ  

実は、その近隣の山には足を運んだ事が一切ない錫杖です。
山の友人が、毎年 サギソウを撮影に行ってるみたいですが、なぜ私が足を運んでないのか申しますと、600mの標高も琵琶湖の海水面が標高ベースとなっている滋賀県の風景は、比良山系くらいの標高があって山だなあと感じるのです。
ぜも瀬田川の自然は素晴らしく、私の通った学校の前を流れる鈴鹿川とイメージがかぶります。

ニコン マイクロ 40mm f1.2G  安価でシグマ50mmより広角なので検討してます。 本題と関係なくすみません。

秋にでも湖南歩いてみようかしら
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Unknown (takayan)
2015-05-26 13:44:46
錫杖さん、こんにちは。
湖南アルプスは登山というよりハイキングですね。
錫杖さんには散歩程度でしょうね。

サギソウは以前一度だけ近くの山で見たことがあります。自生のサギソウを見たのは初めてでした。

何十年か前に父がサギソウなどの山野草を採り歩いていたことを思い出します。
あの頃には毎年たくさんのサギソウを咲かせていましたが、こんな行為が希少価値の植物たちを絶滅に追いやっているのですね。

マイクロレンズですが、AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gではないですか?

このレンズは安価ですが、DX機用です。もちろんD800EのDXモードで使用可能ですが。

何と言っても人気が高いマイクロレンズと言えば、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDではないでしょうか。
少し高いですが、軽くて性能も抜群。
takayanも欲しいレンズの一つです。
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Unknown (なずな)
2015-05-26 16:41:33
こんにちは。takayanさまの住んでおられる所は、自然豊かないい所ですね。
平津の大学で、学んでいた頃、遠くに田上の山並みを眺めていたのを思い出し、懐かしく思いました。
天神川の渓流も素敵な場所ですね。家族連れで、賑わうのもわかりますね・・。
13枚目の赤い蜻蛉の写真、何だかドキッとしました。
返信する
Unknown (takayan)
2015-05-26 17:14:36
なずなさん、こんにちは。
平津の教育学部(昔は学芸学部だったのかな?)で学ばれていたのですね。
息子は経済学部ですが、大学の先輩ですね。
よほど彦根が気に入っているのか、今も彦根在住です。
自宅の周辺は住宅開発が進んでいますが、少し歩けばまだまだ自然が残る良い所です。
この歳になり、もっと地元の良い所を見つけてじっくり撮影してみたいと思い始めています。

13目の蜻蛉は、水面の揺らぎが効きましたね
意図して撮った訳ではないのですが、緑の水面がきれいに出て、自分でもお気に入りの1枚です。

コメントありがとうございます。

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夢でした。 (錫杖)
2015-05-26 17:27:08
勘違いです
AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gでした。
 
60mmもそれほど高価なものではないですから、使い勝手のいい距離感だし、 いいかもしれません。

takayanさんのが見識が広いので いいと言われるとそのまま脳裏に焼き付いてしまいます。
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腕はさっぱりです (takayan)
2015-05-26 17:46:39
機材の見識ばかり広くて、なんでも欲しがり屋のtakayanです(笑)

AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDは、設計も新しくナノクリスタルコートで良さそうです。
標準レンズ兼用で使えそうです。
最短撮影距離は20センチ以下、これがあれば105mmの出番も減るでしょうね。
タムの90も有るからな・・・

シグマの150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary [ニコン用]の発売日が5月29日に決定。10万余りなら・・・ニコンの新300F4の半額程度。
物欲はどこまでも・・・
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