高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

新宿伊勢丹  4

2008年02月26日 09時25分08秒 | 海外事業展開グループ

昨日のチェーンメールのお陰で、本来書かなくてはいけなかった記事を今日アップします。無事、伊勢丹での「大九州展」も終了しました。最初は客足が悪く、売り上げが心配されたのですが、結局1週間終ってみると、多くのリピーターや新規のお客様で例年通りで終えることが出来ました。さすが、伊勢丹本店ですね!

今回の九州展での一番の話題は、隣のブースに出店した「ミラノの仲間」、大橋君、油布さんの二人であろう。

226_007 独特の作風でこの人しか出来ない「荒物籠」もうこれは籠ではなく、オブジェですね。重厚感と圧倒的な存在感、作者はちょっと見た目、アンコールワットの露天で見かける様な風貌だが、無骨の中に、ちょっとハニカンデ笑うと恵もいえぬ可愛らしさが漂う油布さん。

竹割り包丁だけで、何でも作り上げていく、お洒落な菓子楊枝や髪飾りをいとも簡単に作っていく。道行く人が、思わず引き込まれていくのが面白い。デパートの社員や上層部の間でも、油布さんの作品は相当な話題になっていた。

226_022 表現すると爽やかな風」こんな言葉が浮かんでくる大橋君。彼の誠実な人柄はお客様にも伝わっているのだろう、みんな、優しそうな顔になって彼の実演を見ている。回りの出店業者全員が彼のことを「ナイスガイ」と言っているように、仲間から見ても、気持ちの良い応援したくなる人柄である。

今回の出店に当たっても、「リスクを背負ってでも、挑戦してみよう」とやって来た。製作する側からだけの見方でなく、使う側、買う側の立場に立って、物を見ることが出来たと思う。これからの彼の作品に大きな影響を与える経験になったようだ。買って頂くための見せ方、相手に購買意欲を湧かせる作品とは何だろう?と、

お陰様で、上々の成績も残して始めての物産展催事を終えることが出来ました。また、機会があれば、一緒に出店しましょう。

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竹工房オンセ

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