高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

春一番

2008年02月24日 09時26分34秒 | 海外事業展開グループ

224_005昨日は日本中で「春一番」の大風が吹いていた。その、春一番に乗って、別府から油布さんがやって来た。実演台に座ると、ピタリと決まる。座った姿で大体その人のキャリアの様なものが判るものである。竹割り包丁を持って、淡々と箸置きや楊枝を作る。時たま、通りがかりのお客様に「ほれ!」と言ってその作ったばかりの楊枝を差し出す、無骨な表情だが、「ニッ」と笑った顔は愛らしい。224_003

油布さんの作品は荒々しい独特の世界を作り出している。見る人すべてが驚いていく、吸い付けられていくと表現したら良いのか?

この日も、油布さんの作品の魔力に引き付けられてお客様がお買い上げ下さった。アメリカ人の方だと思われるのだが、「良い買い物をしたと!」ととても喜んでいたのが印象的であった。

夜は油布さんを囲んで、いつものメンバーで楽しい飲み会になりました。今回の出張は初日から毎日、飲み続けているので、せっかく続けているダイエットも春一番と一緒に吹き飛んでしまった。また、帰ってから元のペースに戻さなくては!

竹工房オンセ

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