高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

子どもの成長

2010年03月06日 06時48分44秒 | 家族

朝突然、次男坊が通う学校から電話が入った。「???どうしたんだろう?」
「実は、今日から期末試験なんですが、朝、3人で寮を抜け出して、学校に来ていないのです。」という連絡である。
「えー、」
「学校中探すのですが、見つかりません。」と云う。
お昼に電話があり、「まだ、見つからないのですが、警察に捜索願を出しましょうか?」と云う。
私は、「もう少し様子を見てください、きっと、夕方になれば戻ってくると思います。」と
結局、夕方になっても手がかりは無く、捜索願を出した。
暫くすると、3人のうち一人が家に連絡をしたらしく、その事から居場所が判った。無事、確保できた。

先日、次男坊から「みんなに何でもかんでも、期待されるので辛い!その期待に全部、応えようとしている自分がキツイ!本当の自分が出せない!」と悩んでいるのを聞き、「もっと、裸になれ!もっと失敗して自分をさらけ出したほうが良いんだ!傷つく事を恐れるな!」とアドバイスしたばかりだ。
それが、こんな形で出てくるとは・・・・・

しかし、私としては内心、凄く嬉しいのだ!
「あいつは今、一生懸命、自分の殻を破ろうともがいているんだ!」
「自分探しをしているんだ!」
と思えて仕方が無い。

次男坊の葛藤に引っ張り込まれた、二人の友人には大変申し訳ないが、
朝早く寮を抜け出し、ワクワクしていたそうだが、9時くらいになると、「もう、学校にバレたな。」と思うあたりから、少し怖くなってきたようだ。一日中、3人であちらこちらへと歩き回り、へとへとになっている。40キロ以上歩いていたようだ。
しかし、こんな共通体験を通して友情が育っていくし、かけがえの無い友達が出来てくる事は多いのだ、青春の1ページとして大きな目で見ていただきたい。

感心したのは、学校の先生の対応である。どの先生も、我が子が居なくなった時の様に心配し、見つかった時も「本当に良かった!」と対応してくれる。誰一人として、世間体を気にしたり、回りの体制を口にする人は居ない。どの先生も子どもの立場に立って、考えてくださって居るのがよく判る。ありがたいことだ。

長男坊は、ちょくちょく中学校で問題を起こした事があったのだが、その時の学校の先生の対応には、呆れるばかりであった。回りの目を意識して、教育委員会の目を気にして、世間体ばかり気にしているのが、ありありと伝わってきた。「子どものことより、自分の評価のほうが大事なのかい!」と言いたくなったのを思い出す。
何か問題が起きたときに、その真価が試される。

今回のプチ家出騒ぎは、次男坊にとって大変な経験になったような気がする。心が通う友が出来、自分探しの旅が始まったのかな?  頑張れよー!
一緒に行った、二人には深く深く感謝したい。ありがとうございました。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
息子さん、真面目なんですね。うちの息子も中高一... (山崎)
2010-03-06 09:26:03
息子さん、真面目なんですね。うちの息子も中高一貫の寮生活してて寮長やったり先生からの期待に一生懸命応えようと頑張りました。

先生からするととっても良い子なんですが周りの友人とギクシャクしだして
息子さんと同じように悩んで登校拒否になりましたよ。

その後結局先生たちのおかげで転校できて無事留年せずに大学生になれました。

シンラ君の話を聞いて3年前の息子の事思い出しました。

良い先生や周りの大人の出会いで良い方向に収まりましたが一歩間違うと
そこで中退とかになってしまうんですよね^。^;

中々自分の殻を破って成長することは難しい事ですね。
返信する
山ちゃん、 (ティディベアー)
2010-03-06 17:40:41
山ちゃん、
山ちゃんの所も、そんな事があったのですが?それぞれに、ハラハラドキドキを抱えて、子育てをしているのですよね!
でも、今のうちにどんどん失敗して、逞しくなってほしいですね!私は、そんな人間の方が好きなんですヨ。
自分自身も、あちらこちらに迷惑をかけて、ここまで育ててもらった様な気がします。

子どもにも、失敗すること、傷つくことから逃げない人になって欲しいのです。

いつも、書き込みありがとうございます。
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