高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

備えよ常に

2009年04月25日 07時32分49秒 | 工房

昨年の10月から突然に起こった経済危機。当初は「これからどうなるのだろう?」ただ不安が先立つ、しかし、半年たった今、この不況に向けていろいろ作り始めた。逆に今は「あれもしてやろう!これをやったら面白いかも?こんなヒントを貰った!」などなど、次から次へとアイデアが沸いてくる。エネルギーも沸いてくる。

面白いものである。いまだ、経済状況はどうなるか?わからない中、準備をしだすことで、それほど不安ではなくなってきたのだ。今やっている事に答えは出ないかも判らない。しかし、新しいことを準備(挑戦)し始めたら面白くなって来るのだ。思わぬ所から協力の申し出があったり、違った方向に進み始めたり、何か動き始めるとどんどん反応が出始めるのだ。反対に、現状を嘆いてばかりでいても、何も始まらないのだ。

426_001_2 昨日も「一閑張り」の最終塗装を指導していただいた。和紙を張って30年の大ベテランである。どんな作業にもコツが在り、塗料の濃さ、刷毛の持ち方、塗り方、乾かすタイミング……、いろんな所に工夫が凝らされている。これが、ノウハウだ。一通りの工程を指導していただいたので、これからは、量産するにあたって、自分なりに工夫していく番である。

インターネットの方も、妻とかおるさんがページ作りに頭を悩ませているが、自分たちの考えた企画に注文が入ってくると、手を取り合って喜んでいる。小さな事でも、自分たちで工夫して作った企画に答えが返ってくると自身が着いてくるものだ!

竹工房オンセ

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