高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

職人の定義

2014年04月21日 06時54分03秒 | 後継者育成

時代と共に、職人の定義が変ってしまった。

職人とは、ウィキぺディアで調べてみると・・・・

職人(しょくにん、英語:craftsman)とは、自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人のことである。

日本では江戸時代の士農工商の「工」にあたるが、歴史的に彼らを尊ぶ伝統があり、大陸より帰化した陶芸工や鉄器鍛冶は士分として遇された。

彼らの持つ技術は~~芸(しょくにんげい)とも呼ばれる。

「職人」は主に工業として物を作る人間を指すことが多く、陶磁器などでも芸術作品として作る者は一般に「陶芸家」などと呼ばれる。また、転じて熟練した技術を持つスポーツ選手の通称あるいは異名としても使われている。

以前は、如何に早く、如何に正確に、如何に美しく・・・と、技術的な事がほとんどであったが、最近は、技術的なハード面と、同じくらいの比重で、マネジメントすることが求められてくる。

私が竹細工を始めた頃は、まだ、花籠などが大量に注文が入ってきた時代でした。少品種大量生産の時代でした。

例えば、この花籠、「かやごもり」

私が住んでいる「宇佐市安心院町かやごもり1167」の地名を付けた花籠です。

Kayagomorimain2 毎年、毎年、1000個近く生産していました。需要の多い春先から作っていては間に合いませんので、毎月、100個くらい作っては納め、作っては納め、という繰り返しでした。

いったい、この大量の花籠は何処に売れて行くのだろう?と、不思議に思って居ました。こんな大量に作るアイテムが沢山あったのです。

ところが、時代が変わって、多品種少量生産の時代に変わってしまいました。ありきたりの物でなく、自分だけの物を欲しがる時代に為ったのです。

高額になっても、本当に自分が欲しい物、気に入った物が良いのです。

時代が移り変わって、多品目少量生産の時代に為ってしまいました。

そうなってくると、今までの様に大量に作って問屋さんに卸し、職人は生産する事だけを考えて居れば良かったのですが、そうは行かなく為ってしまいました。

自分の作品を、プロデュースする事を考えなくては為らなくなりました。
自分の作品を、自分で売る時代に為ってきたのです。

作品の背景にある物、どんな人が、どんな所で、どんな風に作っているのか?
作者の生き方や、考え方までもが伝わるようにプロデュースしなくてはいけません。

作る事と、マネジメントする事、この二つの事が当たり前に出来て、初めて職人として為り立って行くことが出来る時代に変わってしまったのです。

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