高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

懐かしい人が!

2010年05月29日 04時52分23秒 | 職人仲間

大阪、梅田阪急に突然、懐かしい人が現われた!

528_002 この人は、私が始めて採った弟子である。不詳の弟子?
もう、17~18年前の事であるが、別府の竹の学校から頼まれて引き受けたのが、工房オンセの弟子育成の始まりになる。

当時、彼女は海外青年協力隊員として、ドミニカに行く事になっていた。
竹工芸科の先生から、
「3月に竹の学校を卒業し、8月からの語学研修が始まるまで、少しでも生産現場の技術を教えて欲しい」と頼まれ引き受けたのが始まりである。

学校を出たばかりなので、ほとんど戦力には為らない。
まぁしかし、ドミニカに行くまでに職人の作業を見るだけでも違うだろうと考えて4ヶ月ほど指導した。

その後、ドミニカ共和国に竹細工を教えに行ったのか?メレンゲを踊りに行ったのか?よく判らない3年間を過ごして日本に帰ってきた。
(メレンゲとは、ドミニカ発祥の音楽で、18~19世紀に流行したスペインの音楽にアフリカのリズムが混ざり合ったものといわれている物だ。)

私も一ヶ月ほど、ドミニカに行った事があるが、何処に行っても、町中みんな腰を振って踊ってばかりいる、この国の人は本当に働かないんだ?と思ったことがある。

協力隊から帰った後、実家のある奈良県で、竹細工を細々と初めて居たのだが、やはり学校で習った技術だけでは如何ともしがたく、もう一度大分に戻って来て、私の工房で働く事になった。
5年ほど修行して独立し一人で作品を作っていたが、お母様の体調が悪くなり、現在は奈良県に戻り、創作活動をしている。

面白いのが、この一番古い弟子と、今回連れて行った一番新しい弟子が、何となく雰囲気が似ているのだ。どちらも関西弁で、間の抜けた惚けた雰囲気、浮世離れした様な考え方がよく似ている。
由記ちゃんに「君の15年後を見ているみたいだね!」と言ったら、
「?????」と、何とも不思議な顔をしていた。

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