私はいい年をしてと思われるが未だに漫画を読むのが大好きだ。出張中にもコンビニや本屋に寄っては単行本になった漫画を買い楽しんでいる。私が小学生の頃漫画ブームが始まった。近所の本屋さんで少年サンデー、少年マガジンなどの雑誌を立ち読みする。週一回発行されるのが待ち遠しかった。「明日のジョー」とか「巨人の星」「おそまつ君」、まだ、当時は貸本屋さんという職業があり、そこで1泊2日で5円とか7円で借りてくるのだ。今のように何でも買える時代でなく、1冊の本を回し読みしているような時代だった。漫画やテレビの話をすると大体相手の年が判る。
今回も本屋で「黄昏流星群」29巻を買ってしまった。この作者の弘兼憲史は代表作に「課長、島耕作」など、サラリーマンに支持を受けている作品が多い。この、黄昏流星群は一話ずつ主人公は違うのだが、大体50歳くらいの男女が主人公で、ほろ苦い青春の思い出や、この世代の恋愛感をテーマに時代背景を細かく書いている。自分も同じ年代なのでついつい「そうだなー」と感情移入してしまうのだ。ちょっとエッチな場面も出てきてきれい事ばかりではなく、本音の自分と内に秘めた憧れを上手く書いてくれているので好きな作品だ。
おそらく私は、還暦を過ぎても漫画を読んでいるだろう。決して本を読まないわけでは無い。文庫本もよく読んでいるし、雑誌も良く買う。私の小遣いの中では本に使う比率が一番高いのだろう。